セックスについての過ちは、
子育ての責任を親だけが負う事から生じている

 神

あなた方の社会では、子供をつくった者に子育ての責任を負わせる。

その結果、子育てが難しくなり、性的なエネルギーまで歪められる。

ニール  詳しく説明していただけますか?

 神

「若者には、子育てをする力が無い」と気づいた人達は、間違った結論を出してしまったのだ。

子供を年長者に育てさせるかわりに、若者に「子育ての責任が取れるまでは、セックスをするな」と言ったのだ。

もちろん、若者たちは聞き入れなかった。
そんなタブーはまったく不自然だからだ。

人間は時期が来たら、セックスをしたいと感じる。
それが『自然な性質』なのだ。

親達はセックスを禁止するために、文化・宗教・社会の制約やら制限を編み出して、不自然な要求を正当化してきた。

このため、子供たちはセクシュアリティを不自然なものだと思って育つ。

人間の自然な性質をばかにすると、社会は混乱におちいる。

あなた方は性について、「気まずさ・抑圧・恥ずかしさ」を生み出した。

それが、「性的禁忌・機能不全・暴力」につながる。

社会では、気まずい事は禁止されるし、抑圧された事は機能不全におちいる。

恥ずかしくない事を恥ずかしいと思わされると、暴力的な行動になるのだ。

ニール

それでは、「人間の怒りの大部分は、性を抑圧したために生まれる」と言ったフロイトは、正しかったのですね。

 神

人間は、『セックスは恥ずかしがるべきではない』と知っている。

それなのに、恥ずかしいと感じて罪悪感を抱くように教育される。
だから怒る。

最後には、騙されていた自分に怒る。

セックスについての過ちは全て、「子供をつくったら、育てる責任も一人で負わなければならない」という考え方から生じている。

(『神との対話3』から)


神との対話  性・セックスの目次に戻る