ニール
神のもとへ戻るには、宗教に戻るべきですか?
神
霊性に戻りなさい。宗教は忘れなさい。
ニール
どうして、「宗教は忘れろ」とおっしゃるのですか?
神
なぜなら、あなた方のためにならないから。
組織的宗教が成功するためには、「宗教が必要だ」と思わせなければならない。
そのためには、あなた方に、自分自身への信頼を失わせなければならない。
組織的宗教の第1の仕事は、「あなた方に、自分自身への信頼を失わせる事」なのだ。
第2の仕事は、「あなたにはない解答を持っている」と、思わせる事だ。
第3の仕事は、「その解答を、何の疑問もなしに受け入れさせる事」だ。
もし疑問を持てば、あなた方は考え始め、自らの内なる源へと戻っていく。
あなた方は自分自身を疑うと、まもなく私の存在すら疑うようになる。
直感を信じて生きていれば、私の存在をただ直感していただろう!
宗教は分裂を創り出す。それこそ、神の対極だ。
宗教は、神と人を分け、人と人を分け、男と女を分ける。
いいかね。あなた方は、全員が聖職者なのだ。
あなた方は神をかたどって、神に似せて創られた。
聖なる自分自身を信じなさい。光の使者になりなさい。
(『神との対話2』から)