神
「すべてを受け入れる」とは、目の前に現れたものを拒否せず、抱き取って愛することだ。
現れるものは自分が創造したものであり、それは自分自身なのだ。
だから、すべてを楽しみ、喜びなさい。
現れたものを変えたいと思うなら、別の方法で体験する事を選択しなさい。
内的な体験を変えればいい。外の世界は、あるがままでよろしい。
それが、マスターの生き方だ。
ニール
すると、賛成できないものも、受け入れるのですか?
神
受け入れる事は、変化を拒否する事ではない。それどころか逆だ。
受け入れないものは、変えられない。
すべてを受け入れ、自分がその創造者だと宣言しなさい。
そうすれば、別の新しいものを創造する力を、認識できる。
ニール
悪魔も受け入れろ、と言うのですか?
神
そうしなければ、悪魔を癒せないだろう?
受け入れないものを、どうして癒すことができる?
神は、すべてを受け入れる。私は例外をつくらない。
ニール
「すべてを受け入れる」というのは、「すべてを愛する」というのに、似ていますね。
神
同じ事なのだ。愛と受容は入れ替えられる。
何かを変えようと思ったら、まずそれを受け入れなければならない。
何かを愛そうと思った時も、同じだ。
自分自身の中に否定している部分があれば、自分を全面的に愛することはできず、従って他人を全面的に愛することもできない。
(『神との友情 下巻』から)