ニール
民族浄化という名の虐殺は、どうすれば無くせますか?
神
あなた方は虐殺行為を、「自分が生き延びるため」という理由で、正当化している。
「自分達はそうしなければならない、これは生存の問題だ」と考えて、虐殺をする。
だが、いいかね。
『生き延びるためにしなければならない事は、何も無い』
あなた方の生存は保証されており、あなた方は永遠に存在する。
従って、生き延びるためにしてきた事は、すべて不必要だった。
あなた方は、想像上の地獄を避けるためだと考えて、生きながらの地獄を創造してきたのだ。
ニール
あなたが言っているのは、魂のことです。
私が自分の肉体が好きで、「誰にも何にも、それを変えられたくない」と思ったら、どうなりますか?
神
真の自分を知っていたら、そんな事をするはずがない。
もし何としても自分の肉体を変えたくないと思ったら、あなたは真の自分ではなくなる。
不可能を試みる事になる。
あなたは生命だ。
生命とは、プロセスだ。
プロセスとは、成長・変化だ。
生命はすべて、変化する!
変化を止めようとしたら、生きながらの地獄が創られる。
ニール
では、「生命は永遠だから、この身体の生命はいつ終わってもよいのだ」とおっしゃるのですか?
神
私は、『すべての行動は、自己を定義する行為だ』と言っているのだよ。
あなたは、常に成長・変化をしている。
どう成長するかは、あなたが選ぶ。
朝起きて、髪をとかして整える様に、「元へ戻そう」という決断・選択もある。
あなたはそうやって、いつも同じだという幻想を創り出すが、実際は「自分を再創造」しているのだ。
生命はすべて、再創造のプロセスだ!
この事に気付けば、『あなたは成長・変化以外の何もしていない』と気付く。
あなたは(生命・神は)、『変化するもの』なのだ。
(『神との友情 下巻』から)