ニール
あなたは、「人の心を変えるために、メッセージを伝えなさい」と言います。
しかし、あなたは以前に「しなければならない事は、何も無い」とおっしゃいましたよね?
神
「メッセージを伝える」ことは、行為ではなく『存在』だ。
あなたは、メッセージで「在る」ことが出来るだけだ。
あなたは、自分の人生というかたちで、メッセージを伝える。
聖書には、「そして言葉は肉体になった」と書かれている。
ニール
そういう意味なのですか?
神
そうだ。
あなたは、肉体となった「神の言葉」だ。
だから、神の言葉を語り、神の言葉を生き、神の言葉となりなさい。
一言で言えば、神になりなさい。
ニール
行き着くのは、そこなのですか。
神になれとおっしゃるのですか?
神
「なれ」ではなく、あなた方は元々が神なのだ。
私は何も求めてはいない。
ニール
しかし、神のようにふるまおうとしたら、狂人だと思われます。
神
あなたの言うのは、権力的で、支配的で、復讐心に満ちていて、罰を与える神だろう。
それは、本当の神のふるまいではない。
ニール
でも、「復讐するのは神だ」と、大昔におっしゃったではないですか。
神
いや。そう言ったのは、あなた方だ。
私は、そんな事は言わない。
ニール
それでは、「神のようにふるまう」というのは、『神の五つの姿勢』を実践する事なのですか?
神
そうだ。
その姿勢は、行為ではなく『存在』だ。
意識的にその様な存在になれば、あなたは意図的に生き始める。
(『神との友情 下巻』から)