神
ここで、意識の3つの段階について話しておこう。
超意識、意識、潜在意識、の3つについてだ。
『超意識』とは、魂の段階だ。
自分が何をしているかを充分に認識しており、自分の現実を知り、創造をする。
あなた方のほとんどは、超意識の意図を認識していない。
『意識』とは、物理的(身体的)な段階だ。
自分が何をしているかを、ある程度は認識している。
スピリチュアルな道をたどる人は、意識を上昇させ、もっと大きな現実を理解しようとする。
『潜在意識』とは、無意識の段階で、自分が何をしているかに気づいていないし、意識的な創造もしていない。
この段階では、物事は自動的だ。
髪の毛が伸びるとか、まばたきをするみたいに、自動的に創造をする。
「自分の人生のどの部分を、潜在意識で自動的に創造する事を選んだか」を認識していないと、「自分は犠牲者だ」と考えるようになる。
ニール
三つの意識が、同じ意図を持つ事はありますか?
神
ある。
それが「三つが一体になった」意識の段階で、『超絶意識』と言える。
この意識は、『キリストの意識』とか『高次の意識』と呼ぶ人もいる。
この意識に達すると、あなたは完全に創造的になる。
三つの意識は足し合わされて、全体は部分の総和よりも大きくなる。
その時あなたは、純粋な「存在」になる。
その存在は、あなたの中の、創造の究極の源(あなたの中の神)だ。
ニール
すると、『高次の意識』を持った人は、(神の意識とつながっているために)結果を予想できるのですね?
神
まったく、その通りだ。
ニール
マスターは、どんな結果でも自分が意図したものだと知っているから、「すべては完璧だ」と思うのですね!
神
すばらしい!
あなたは非常に複雑な事を、理解し始めたのだよ。
ニール
マスターは物事を批判しない。
自分自身が意図をして、その経験を創造したのだと、気づいているから。
自分が創造したものが気に入らないなら、自分で変えればいい(再創造すればいい)。
神
あなたは、完璧に理解している。
ニール
私たちは皆、常に自分にとって完璧な場にいる。
そして進化するためには、いま持っているもの、いま経験しているものの他には、何もいらない。
何も必要でないから(必要なものは、すべて与えられているから)、神を信じる必要性もない。
神
正に、その通り。
ニール
神を信じる「必要性」がなければ、神を信じる事ができる。
どんな結果も、私たちにとって最善のものである。
神
それで輪は完成したね。ブラボー。
ニール
特定の結果を必要としなければ、「どうして結果が得られないのか」という苦しみから解放される。
そうすれば、意図された結果(自分の高次の意識が意図した結果)への道が開ける。
神
そうだよ! 課題にぶつかっても、自動的に上手くいくと思える。
困難や問題は、自動的に解決されると分かる。
あなたはそういう結果を、潜在意識的に創造する。
そして人生は上手くいき始め、物事は自動的に向こうからやってくる。
この変化は、自分についての否定的な考えを、手放す事につながる。
その結果、人生は突然に変わり、意図した事が実現するまでの時間が縮む。
最後には、結果を即座に創造するようになる。
ニール
実は創造をするのではなく、すでにそこにあると気づくだけなのですね。
すべてはすでに創造されているし、私は自分が理解・認識できる限りで、自分が選択をした結果を体験する。
神
あなたはメッセンジャーになった。
宇宙論の全体を語れるようになった。
私(存在するすべて)は、あなたが見るとおりの姿で、現れる。
(『神との友情・上巻』から抜粋)