神を愛すること⑧
思考をやめて、自分の魂と出会う

 神

思考とは、夢の中に居る状態だ。考えている対象は、幻想だからだ。

それもよろしい。物質世界は、すべてが幻想だ。
だから幻想について考えるべきだ。

思考は現実を創造する。

だが、時々は考える事をやめるのも良い事だ。
幻想から飛び出すために。

ニール  思考をやめるなんて、出来ますか?

 神

出来る。

ます、静かにして居なさい。
そうすると、思考のスピードが落ちてくる。

そうしたら、「何を考えているか」を考えなさい。

ニール  はあ?

 神

考えがどこに向かっているかを、考えるのだ。

そして、考えがそこに進むのを止める。

『何を考えているかを、考える』、それがマスターへの第一歩だ。

ニール  頭がくらくらして、理性が吹っ飛んでしまうな。

 神

それでいいのだ。理性を置き去りにするのだ。

人はあなたを見て、「頭がどうかしたのですか?」と言うかもしれない。

そうしたら、「そうですとも! すばらしいでしょう?」と答えればいい。

理性の役割は、入ってきたデータを分析する事だ。

だからあなたは、データの分析をやめる事になる。

理性は光速よりも速くデータを分析して、情報を送る。

自分の考えに集中する事をしばらくしたら、次には何にも集中しないようにする。

何にも集中しないためには、まず何かに集中する必要がある。

ロウソクの炎を眺めて、何も考えずにただロウソクの炎と共に居る。

しばらくすると、まぶたが重くなり、視野がぼんやりしてくる。

ニール  自己催眠ですか?

 神

レッテルを貼るのはよしなさい。

分析するのではなく、ただロウソクの炎と共に居て、その経験にひたりなさい。

やがて自然にまぶたが閉じる。
これで感覚的なインプットが制限される。

そうしたら、自分の呼吸を聞きなさい。
特に吸う息を聞くことだ。

偉大な考えが浮かぶ(インスピレーションが起こる)のは、こういう時だ。

次に、内側のヴィジョンに集中する。

目のすぐ上、額の真ん中にある内側の視界に集中しなさい。

ニール  「第三の目」ですか?

 神

そうだ。そこに注意を集中する。

何かを見ようとせず、リラックスして、無や闇と共に居る平和を味わいなさい。

「空」を楽しみなさい。

ニール  しかし、しじゅう考えが浮かんできます。

 神

考えが浮かんでくるなら、それを見つめていなさい。

考えを判断せず、ただ見ていればいい。
通り過ぎるパレードの一部として、通り過ぎさせなさい。

 静けさを体験しようと思う時ほど、「様々な音」に気づく。
それも、拘らずに通り過ぎさせなさい。

やがてあなたは、大きな平安を発見する。
ただ、今の自分が在るだけになる。

この状態の時に、「青い炎」や「踊る光」が見える時が現れる。

そうしたら、それと共に居なさい。それに入っていきなさい。

ニール  その青い炎や踊る光は、何なのですか?

 神

あなたの魂だ。「やあ、こんにちは」と挨拶するがいい。

自分の魂と一つになれば、最高の喜びを知り、『魂のエッセンスは神であること』を発見するだろう。
あなたと私は、一体になる。

この時にあなたは、自分の外側にあるものは、誰も何も必要ではない事を発見する。

ニール

そうなると、もう誰とも一緒に居たいと思わなくなるのですか?

 神

誰も何も「必要ではなくなる」、と言ったのだ。
愛と必要性は違う。

誰とも一緒に居たくなくなるのではなく、全ての人と一緒に居たくなる。

今までのように、何かを得るために人と一緒に居るのではなく、一体化を経験するために一緒に居たいと思う。
一体化こそが真実だと、知ったからだ。

そして、あなたは誰とでも恋に落ちる様になる。

(『神との友情・上巻』から抜粋)


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