ニール
目的のために「神を利用する」なんて、教わった事がありません。
神
だが、それが私の流儀だ。
ニール
私たちの方が、「神に使われるため」に存在しているのではないのですか?
神
あなたは、あなたと私が別々だという前提で話をしている。
だが、「自分と神は別々だ」というのは、幻想だ。
それは現実でも真実でもない。
ニール
本当は『すべては一体だ』と、今はもう分かっています。
ですが、多くの人は「神に使われるために、人間はいる」と思っています。
神
もしそうなら、どうして世界は今の姿なのだろうね?
今の世界が、私の考えている世界だと思うのかな?
今の世界は、あなた方が考えている(創造している)世界なのだよ。
こんな世界を創造するのが私の目的だったなんて、あり得るだろうか?
もちろん、そうではない。
私の目的は、あなた方に世界を創造させる事にある。
あなた方は、私を使っている。
なぜなら、私が与えた創造力を使ってのみ、「あなた方の夢の世界」を創造できるのだから。
ニール
これが、私たちの夢の世界なのですか? 悪夢の様ですが。
神
あなた方が夢見たのでなければ、こうはなっていない。
悪夢も、夢の一つなのだよ。
ニール
どうすれば、悪夢を追い払えますか?
神
世界についての思考を変えなさい。
栄光のヴィジョンや愛の表現について、考えなさい。
ニール
そのプロセスで、あなたを使うのですか?
神
神はプロセスだ。私を使わないではいられない。
私を意識的に使えば、全ては一変する。
神を利用しなさい。
ニール
どうすればいいのか、説明して下さい。
神
私が与えている贈り物を使えばいい。
「創造的エネルギー」という贈り物で、あなた方は現実を形作り、思考・言葉・行為によって、経験を創造できる。
「優しい智恵」という贈り物で、あなた方は真実を知る事ができる。
「純粋な愛」という贈り物で、あなた方は他人にも自分にも、自由を与える事ができる。
いいかな。
宇宙には『聖なる力』があり、それは「創造的エネルギー・優しい智恵・純粋な愛」で出来ている。
あなたが神を使う(利用する)というのは、この『聖なる力』を使う事だ。
(『神との友情・上巻』から抜粋)