(以下は『週刊文春 2023年11月9日号』から抜粋)
自民党議員の武見敬三氏(71歳)が、岸田政権で厚労相に任命された。
社会部の記者は言う。
「武見敬三は、長く日本医師会の会長をした武見太郎の三男です。
敬三は医師でなく、大学教授だったが、1995年に日本医師会の候補として国政選挙に出馬して当選。以降は医師会の支援を受けてきました。」
武見敬三の資金管理団体である「敬人会」などの収支報告書によると、日本医師会や東京都医師会からの献金やパーティ券購入は、累計で4億円を超える。
社会部の記者
「医師会から巨額の献金を受けてきた人が、厚労相になることに、疑問の声が出ています。」
敬三は大臣に就任後も、9月25日に医師会メンバーを集めて政治資金パーティを開いている。
敬三の後援会・連合会長をつとめ、東京都医師会の会長もしている尾崎治夫は、次のように語った。
「パーティの参加者は、1人2万円を支払う。敬人会はいつもそう。
200人は来てたんじゃないか。
日本医師会の副会長もいた気がする。
診療報酬を上げてくれることを、医師会は期待している。」
敬人会は、タクシー代の支出が異様に多い。
2020年は44万円、21年は89万円だが、19年は430万円も支出している。
自民党の関係者は言う。
「武見敬三氏は選挙に弱い。
だから医師会などの業界票を固める必要がある。
本人や事務所の秘書だけで、これだけのタクシー支出になるだろうか。
医師会の関係者らが武見氏の政治資金でタクシーを利用していたら、公職選挙法が禁じる寄付に当たりかねない。」