(以下は『東京新聞 2015年11月20日』から抜粋)
全国の公立小中学生は現在、969万人だが、今後9年間で94万人減る。
財務省は、「少子化に合わせて先生の数を減らせ」と要求している。
これに対し文科省は、「子供と丁寧に向き合うために、先生の数は維持する」と答えている。
財務省は、今の教師数69万4千人から、3.7万人を減らせると計算している。
だが、いじめや不登校は高止まりしている。
先生の数減らしよりも、職場環境の改善が重要なのではないか。
先生の1日の平均在校時間は、小学校で11時間35分、中学校は12時間6分だ。
これに加えて、自宅での作業が1時間半もある。
長時間の労働が常態化しているが、特殊な仕事という理由で残業代は出ない。
深刻なのは、精神を病み休職する先生が1年に4千人もいる事だ。