(『日本の課題40』池上彰著から抜粋)
日本の農業は、わずかながら輸出も行っている。
輸出総額に占める農林水産物の割合は、0.7%である。
輸出額が大きいのは「りんご」で、64億円である。
83%が台湾向けで、贈答用として珍重されている。
最近では、いちごの輸出が拡大しており、「あまおう」が人気である。
野菜では、長芋がダントツの1位で、輸出額は20億円である。
70%が台湾向けで、台湾産よりも粘りがあり大きいのが魅力だという。
日本は、労働力が高値かつ土地が狭いので、価格競争では勝てない。
安全性や品質の良さで、評価を得てきた。
しかし、原発事故による放射能汚染で、厳しい状況に置かれている。
(2013年8月8日に作成)