東京オリンピックの汚職事件、慶応義塾の三田会

(以下は『東京新聞 2016年5月21日』から抜粋
2025年6月24日に作成)

東京オリンピック招致の不正疑惑で中心人物とされるセネガル人のパパマッサタ・ディアク氏(50歳) が、国際的な陸上選手のドーピング隠しを巡り、「恐喝まがい」の方法で金銭を受け取ってきたと、フランス検察当局は見て捜査している。

同氏は、アフリカの国際オリンピック委員会(IOC)に影響力を持つラミン・ディアク国際陸連・前会長の息子だ。

フランス検察当局は、東京オリンピックの招致における疑惑を捜査しており、「こうした怪しい情報が相次いでいたこと」を捜査理由の1つに挙げている。

パパマッサタらは2012年11~12月ごろ、ドーピングが発覚しそうになったトルコとロシアの女子陸上選手に、それぞれ45万~50万ユーロを払えば隠蔽できると持ち掛けた。

検察当局は「選手生命の終わりか、金銭支払いかを迫る、悪質な行為」と指摘し、ド ーピング隠蔽汚職の捜査を開始していた。

東京オリンピックの招致委員会は、パパマッサタ氏と関係が近いとされるシンガポール の「ブラックタイディングス社」に、3年間で合計2億2200万円を支払ったと説明している。
フランス検察当局は、入金の経緯、資金の流れの解明を進めている。

パパマッサタ氏は国際陸連のコンサルタントだったが、ドーピング隠蔽に絡み、16年1月に国際陸連から永久追放処分を受けた。

国際刑事警察機構(ICPO)は、彼を汚職容疑などで指名手配したが、セネガル政府は引き渡しを拒否している。

(以下は『週刊文春 2023年9月7日』から抜粋
2026年8月1日に作成)

🔵慶応義塾の同窓会組織である三田会

慶応義塾の同窓会組織である「三田会」は、会員は40万人に及ぶ。

卒業年度・地域ごとに880を超える関連団体が存在する。

昨年度の慶応義塾の寄付金収入は62億円だが、その大半は三田会メンバーによるものだ。

毎年のように億単位の寄付をしているのが、サントリーの佐治信忠・会長だ。

2008年の創立150周年では、大正製薬の上原明・社長が9300万円、SBIの北尾吉孝・社長が1億円を寄付した。

セイコーの服部禮次郎(はっとりれいじろう)は、2013年に亡くなるまで各三田会の統括組織である「連合三田会」の会長を26年もしていた。

大林組の大林剛郎・会長は、幼稚舎から慶応で、数百万円をたびたび寄付している。

大林組の広報はこう話す。「慶応からはこれまで数多くの工事を受注してきました。」

三田会の人脈は汚職も招く。

東京オリンピックの汚職事件で2億円の賄賂を受け取ったとして起訴された、電通の元専務の高橋治之。
高橋は幼稚舎から慶応一筋である。

司法担当記者が解説する。

「東京オリンピックの汚職には三田会の人脈がある。

JOCの竹田恒和・会長は幼稚舎上がりで、高橋の3年後輩だ。
高橋は竹田をカズと親しげに呼び、五輪招致委員会の理事長にした。

この汚職事件の贈賄側のサンアロー社も、元社長(有罪判決)は慶応大学で高橋の3年後輩。

賄賂の受け皿となった会社の代表(有罪判決)も、中学から慶応で、高橋のゴルフ仲間だった。」

元衆院議員の石原伸晃も、三田会員だ。
伸晃の弟・良純らは、慶応に幼稚舎から通った。

石原伸晃は言う。

「僕はずっと、自民党・国会三田会の幹事長だった。
会長の河村建夫さんに言われて、会費と寄付金集めをやらされていた。

小泉純一郎さんも慶応大学で、小泉内閣は塩川正十郎、平沼赳夫、石破茂など慶応OBが集まっていた。」


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