(以下は『週刊文春 2023年11月23日号』から抜粋)
大阪万博は、当初は会場建設費は1250億円とされていたが、2023年10月下旬には2350億円まで膨れ上がった。
万博会場をぐるりと囲む木造の屋根は、リングと呼ばれているが、総工費は350億円だ。
自見英子(じみはなこ)・万博担当相はリングについて、「夏の日よけとして大きな役割を果たす。雨よけにもなる」と語ったが、「日よけに350億円もかけるのか」と大炎上した。
このリングは、万博が終わったら解体し、木材は企業に売却するなどして活用するという。
政治部の記者は言う。
「自見氏は万博の知識がなく、記者の問い合わせに『知らな~い』と言うばかりです。」
内閣府の元官僚のA氏は言う。
「2020年のコロナ禍の時、小児科出身である自見氏は、小児科の診療の加算・増点 を政府に何度も要望しできた。
小児科にカネをつけろと要望してきたのです。
『予算をつけなさい!」と叱責されたこともあります。
私の携帯に朝5時や夜10時以降に電話がかかってくることが珍しくなく、土日祝日も関係なしでした。」
A氏は自見氏から、「言うことを聞かなければ飛ばすわよ!」と言われ続け、やがて鬱病になってしまった。
A氏は言う。
「政治家の中でも、自見さんのように公衆の面前で大声で怒鳴る人は他にいませんでした。
私は結局、退職に至りました。」
霞が関では、自見英子は「パワハラはなこ」の異名が付けられているという。
自見氏は、橋本龍太郎・元首相の次男である橋本岳・衆院議員と不倫していた。
週刊文春は2020年8月6日号でこの不倫を報じた。
妻子のある橋本氏はその後、離婚に至り、2021年12月に自見氏と結婚した。
自見氏は、日本医師会の組織内候補として2016年に国会議員に初当選した人だ。
彼女の政治団体は、医師会の関連団体からの寄付金が2021年度だけで1.3億円にのぼる。
(以上は2025年7月17日に作成)