(以下は『週刊文春 2023年11月30日号』から抜粋)
創価学会は、原田稔・第6代会長(82歳)をはじめとして、幹部は東大卒で固められている。
原田は2006年に会長に就任し、すでに5期目に突入している。
原田会長を支えるのが「主任副会長」の6人で、そのうち谷川佳樹・壮年部長と萩本直樹・聖教新聞社代表理事は東大卒である。
原田体制は、創価学会の会則や規則を大きく改定した。教義も大きく変わった。
そして自民党にさらに近づき、(安倍政権の進めた)新安保法制を容認した。
創価学会を牛耳る東大閥と対立しているのが、創価大学閥だ。
創価大のOBは強い影響力を持っている。
池田大作は、創価高校のエリートを東大や京大に進学させ、残りは創価大学に入学させる方針をとった。
2015年に、創価大学閥の中心だった正木正明・理事長が、突如として退任した。
この件は、原田会長らが正木を追放したと言われている。
正木は「衆院選からの撤退」を唱えていた。
正木は、公明党を参院と地方議員だけの党にして、本来の宗教活動に回帰すべきと説いていた。
この提案を嫌った東大閥が、正木を排除したと言われている。
現在、正木氏の長男・伸城は、創価学会本部を退職し、学会の実状についてSNSで発信している。
原田稔・会長の長男・星一郎は、教学部長という要職にあり、後継者の1人と見られている。
創価学会は、「総資産が10兆円」と国会で指摘されたことがある。
(以上は2025年7月28日に作成)