小渕優子・自民党議員の内幕

(以下は『週刊文春 2023年9月21日号』から抜粋
2026年9月12日に作成)

🔵小渕優子と小渕ファミリー

小渕優子が代表をつとめる資金管理団体「未来産業研究会」と、政党支部「自民党・群馬県第五選挙区支部」は、それぞれ年間に5千万円から1億円の収入がある。

この収入は、明治座などからの献金や、税金が原資の政党助成金で成り立っている。

小渕優子はそのカネを何に使っているのか。

支出先は「光山商事」「六山倉庫」「光山電気」が多い。
光山商事の役員を見ると、小渕姓がズラリと並んでいる。

小渕の地元関係者が解説する。

「1923年に小渕恵三の父が光山社を創設した。
そこから光山商事などのファミリー企業がつくられました。」

小渕恵三の父・光平は、衆院議員を2期つとめており、その地盤を恵三→優子と受け継いできた。

(※つまり小渕優子は3世議員である。なお小渕恵三は首相にまで出世した。)

小渕優子に聞いたところ、「(ファミリー企業の)光山商事と光山倉庫の経営について全く知りません」との回答であった。

上脇博之(神戸学院大の教授)は言う。

「小渕議員の税金が含まれる収入を、自分の親族の企業へ支出するのは、道義的な問題がある。」

小渕優子は、元秘書の折田謙一郎が取締役の市川不動産にも、多額の支出を続けている。

折田は小渕優子の秘書時代、小渕が政治資金収支報告書に偽りの記載をして捜査された時に、事務所ぐるみで証拠隠滅を図ったことで有罪判決を受けた人だ。

この事件での小渕事務所の虚偽記載額は、3億円を超えていた。

小渕優子は、もともとTBSに入社したが、そこを辞めて父・恵三の秘書になり、恵三が死去すると地盤を継いで政治家(自民党の国会議員)になった。

優子の夫は、TBS時代に知り合った、TBSのプロデューサーの瀬戸口克陽(かつあき)である。

瀬戸口氏は戸籍上は小渕姓に改姓している。

小渕優子は典型的な世襲議員である。

(以下は『週刊文春 2023年10月5日号』から抜粋
2025年2月9日に作成)

🔵森喜朗と小渕優子

参院のドンと言われた青木幹雄、森喜朗、小渕恵三の3人は、早稲田大学の政治サークル「雄弁会」に所属していた。

この繋がりから、小渕恵三が首相になった時、青木は官房長官になり、森は幹事長になった。

小渕首相が2000年4月に脳梗塞で倒れると、青木や森ら5人が密室で話し合い、森が後継の首相に決まった。

以上の縁から、小渕恵三の娘・優子が自民党議員になると、森は可愛がり支援してきた。

小渕優子は2008年に、戦後最年少の34歳で少子化担当大臣として入閣した。
これは森らの支援があったからだ。

2014年には小渕優子は、女性初の経産大臣となったが、政治資金規正法違反がバレて秘書2人が有罪となった。

彼女は自分が捜査される中、ドリルを使って証拠を隠滅したことで、「ドリル優子」と呼ばれるようになった。

それでも青木幹雄と森喜朗は、「優子を平成研(茂木派)のトップにして、小渕派にしたい」と公言してきた。

青木は2024年6月に89歳で亡くなったが、森のゴリ推しで優子は同年9月に自民党の選対委員長に就任した。

茂木派の幹部はこう語る。

「小渕優子と森喜朗の関係は、結局は利害関係です。

他の派閥にまで口出しをする森さんは最悪の老害。
そういう人に口を利いてもらってポストに就くなんて、いいわけがない。」

森に媚びることで要職に就いてきた小渕優子だが、これまで政治実績に乏しい。

(以下は『週刊現代 2023年9月30日・10月7日合併号』から抜粋
2026年9月12日に作成)

🔵ドリル事件、小渕優子の抜擢の背景

折田謙一郎は、1970年代から小渕恵三の秘書を務めてきた、小渕の地元事務所で最古参の秘書だった。
折田は恵三の死後、後を継いだ優子の秘書にもなり、2014年の「ドリル事件」の中心人物となった。

自民党の群馬県連の関係者は、ドリル事件をこう話す。

「折田に任せたのが、小渕優子の人生最大の失敗だった。
優子の初当選後、小渕事務所は先代からの秘書が皆いなくなったが、それは優子の指示ではなくて、折田が追い出したからだと言われていた。

小渕恵三は総理大臣まで登りつめただけあって、政治資金は豊富だった。
何も分からない優子にかわってそのカネを管理できるなんて、巨大な利権だ。

折田以外の秘書は若い新人に替わったものだから、収支報告書に問題があっても気付けない。
優子は折田に事務をぜんぶ任せて、穴に落っこちてしまった。」

政治資金に関するデータが入ったハードディスクを、電動ドリルで破壊する。
折田が指示したあまりにもインパクトの強い「隠蔽工作」は、小渕優子の評判を砕く大事件となった。

自民党中堅議員はこう語る。

「小渕優子はあの事件の後から、粗探しされるのがイヤなのか、会見には出たがらないし、党内の情報も全然知らない。

この8月にも、松川るい(参院議員)の『エッフェル塔視察写真』が炎上したとき、茂木幹事長が松川と親しい小渕に注意するよう指示したが、小渕は『なんの話ですか?』と騒動自体を知らず、呆れられた。」

そんな小渕優子だが、2023年9月に自由民主党の選挙対策委員長に女性初で就任した。

この人事を、自民党の閣僚経験者はこう解説する。

「麻生太郎と、麻生の後ろにいる財務省が、小渕を猛プッシュした。

財務省は小渕恵三が積極財政寄りだったので、娘の優子も早めに取り込むべく、これまでも『財政再建に関する特命委員会』などの場で振り付けをしてきた。

要するに小渕の抜擢は、岸田総理、麻生太郎、財務省の思惑が一致した人事だった。」


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