フジテレビとドラマ「北の国から」(以下は『週刊文春 2025年10月16日号』から抜粋
2026年4月17日に作成)
フジテレビの名作ドラマ「北の国から」は、2025年8月に25年ぶりに地上波で放送された。
このドラマの生みの親である脚本家の倉本聰(90歳)は言う。
「(主役の)田中邦衛さんが亡くなった後、吉岡くんや他の監督と続編を作ろうという動きがあった。
でも(社長の)日枝久さんに手紙を出したけど、すごく冷たい反応だったんです。
その時に日枝さんはテレビ局の社長ではなく、不動産屋の社長なんだと分かった。
札幌に僕はよく行くけども、老舗の札幌グランドホテルと札幌パークホテルはフジテレビが所有している。
フジの本業はそっちになってしまった。テレビに愛情が無くなった。
さらに2024年からのフジテレビの騒動を見て、僕は絶望しました。」
今回の「北の国から」の再放送は、フジテレビを支配してきた日枝久が2025年6月までに退任して、フジグループから離れたためと言われている。
倉本は、2015年に北の国からのプロデューサーだったフジ社員の中村敏夫が亡くなった際、弔辞で「敏夫が死んだからフジはもうお終い」と発言した。
この発言を日枝が恨んだとの話もある。
倉本は言う。
「今回の再放送と日枝氏の退任は関係あると思いますよ。
北の国からを、あれだけ視聴率を取っていたのに再放送しなかったのは、よっぽど僕に含むところがあったのかと。
もうフジはいいです。テレビ自体に興味を失いました。
テレビの現場がひどくなった。芝居や役者を本当に知っているディレクターもプロデューサーもいなくなっちゃった。
視聴率の取れる役者の名前さえあれば視聴率は取れるんだ、そういう考え方が横行している。
感動を与えるものじゃなくて、視聴率が取れるものを、良い番組だと言い始めちゃったから。」