(以下は『東京新聞 2015年9月16日』からの抜粋
2019年6月27日にノートにとり勉強
2026年8月27日に作成)
🔵これは集団的自衛権についての参考人としてシールズの奥田愛基氏が国会に呼ばれた時の彼の意見・演説である。
先ほどから寝ている(議員)の方がたくさんいるので、もしよろしければ話を聞いてほしい。
シールズは、特定の支持政党を持っていない。
無党派の集まりで、最初はたった数十人で、5月に活動を開始した。
その後、デモや勉強会を通じて、未来について社会に問いかけてきた。
今回の(安倍政権が国会に出してきた、集団的自衛権を認めるような)新安保法制に、大きな危機感を持っている。
私たちの調査では、全国2000ヵ所以上での路上で、人々は抗議の声を上げている。
つい先日も、国会前に安保法制に反対する人々が10万人超も集まった。
私たちを含め、若い世代が政治で動き始めている。
私たちは、どこかの政治団体に所属しているからとかではなく、いわゆる動員的な発想ではない。
シールズに対し、専門家でもなく学生なのに、なぜ声を上げるのか、と言う人がいる。
しかし「不断の努力」なくして、憲法や民主主義は機能しない。
主権者である私たちが政治について考え、声を上げるのは当たり前だと考えている。
1人1人が思考し、声を上げることこそが、民主主義だ。
先日、(戦時中に)予科練で特攻隊の通信兵だった方と話した。
あの戦争を経験した世代の方々も、この安保法制に強い危惧を抱いている。
説明不足が叫ばれる中での(安倍・自公政権の強行)採決は、そうした思いを軽じるものではないか。
この安保法制に対しては、世論調査では初めから過半数近い人々が反対していた。
日を追うごとに反対世論は拡大し、安倍内閣の支持率が落ちている。
選挙の時に集団的自衛権に関してすでに説明した、という方々もいる。
しかし自民党の重要政策集では、アベノミクスは26ページ中の8ページ近くを使って説明されていたが、安保法案に関してはたった数行だった。
昨年の選挙でも、菅・官房長官は「集団的自衛権は争点ではない」と言っている。
私たちは、国民投票をせずに解釈で改憲するような、違憲で法的な安定性もない、きちっと国会答弁ができない法案をつくるなど、聞かされていなかった。
この法案の政府答弁は、最初に言ったのと全く違う説明を翌日に平然とし、審議が何度も何度も中断する状況だ。
安倍首相がテレビ出演して行った(集団的自衛権の)たとえ話を見て、不安を感じてデモに参加した人が全国にいる。(※このたとえ話は酷い内容から大きな話題になった)
ある主婦がフェイスブックに書いた、(安倍内閣の)国会答弁の文字起こしは、またたく間に1万人以上にシェアされた。
(この新安保法案は)なぜ11本もの法案をまとめて審議したのか。
1つ1つを審議してはだめだったのか。
結局、国会の会期を延長をしても、国民の理解は得られなかった。
だから今国会での可決は無理だ。
日本の若い世代がこれから生きていく社会は、相対的な貧困者が5人に1人と言われる超格差社会だ。
親の世代のような(大きな)経済成長は期待できないだろう。
これ以上(若者が)政治に絶望してしまう仕方で国会を運営するのはやめて下さい。
この法案が強行採決されれば、全国各地でこれまで以上に声が上がるだろう。
私たちは決して政治家の発言や態度を忘れない。
三連休を挟めば忘れるだろうなんて、国民をバカにしないで下さい。
最後にシールズの一員ではなく、1人の人間としてのお願いです。
どうか政治家の先生たちも、派閥に属する前に、グループに属する前に、1人の個であって下さい。
勇気を出して孤独に思考し、判断し、行動して下さい。
私は自由で民主的な社会を望み、この安保法案に反対します。