(以下は『毎日新聞2012年6月13日』から抜粋)
福岡県の太宰府市で、7世紀末の木簡が見つかった。
国内最古の木簡で、戸籍について書いてある。
大宝律令(701年)で確立したとされる「戸籍計帳制度」の源流を探る上で画期的な発見だ。
この木簡は、685~701年の作成と推定される。
解読を担当した坂上さんは、「飛島浄御原令(689年)の時代も、大宝律令並みに充実していた事がうかがえる。当時から戸籍に基づき徴兵していたと確実に分かった」と話す。
さらに「戸籍は6年ごとに作り直される。697年に作られた可能性が高い」と解説した。
(2024年12月17日に作成)