日米同盟は、解消する時期に来ているのかもしれない
(2012.11.25.)

しばらく前から、オスプレイの問題で、世論は米軍批判で盛り上がっています。

さらに直近では、米兵が夜間の外出禁止命令が出ているのに、連日のように命令違反をして事件を起こし、さらに反感が強まっています。
(この米軍の統制力の無さは、相当に危機的ですよ)

これらの状況に対する米国の対応から見えるのは、「米国が日本を舐めていること」、
「日米同盟は対等なものではなく、実質的には日本は米国の属国なのだということ」です。

現状では民主党や自民党などは、日米同盟を維持・強化していく方針です。
日米同盟は日本の利益になっている、という考えがあるからでしょう。

しかし、本当に日米同盟が日本の利益になっているのでしょうか?

この疑問を多くの日本人が持ち始めているから、最近の米軍批判が盛り上がっているのだと思います。

実際には、米軍機の墜落は以前からたくさんあったし、米兵の不祥事も数多くありました。
でもあまり今までは、表に出てこなかったのです。

それは、「米国に日本は守られている」という考えと、「米国は世界一の強国だ、逆らってはいけない」という恐れがあったからです。

そして、痛みは沖縄に押し付けられてきました。

冷戦が終結し、その後に米国がアフガニスタンやイラクに攻め込んだあたりから、
世界中が「米国は世界に平和をもたらしているつもりらしいが、実際は戦争をもたらしていないか?」と気づき始めました。

日本も、米国神話から目が覚めてきました。(まだ覚めていない人もいます)

この世界全体の意識変化が、今回の米軍批判の根底にあると、私は思います。

冷戦時代なら、今回のような事件があっても、日本人は我慢したと思います。

もともと日米同盟は、米・英とソ連・中国の対決(冷戦)に巻き込まれたかたちで、米国の主導で成立をしたものです。

ですから、冷戦が終結をした時点で、役目を終えたと考える事も可能だと思います。

冷静に考えると、冷戦もなく、米国にかつての強さもないのに、いつまでも「日米同盟は絶対だ。日本のためになる」と思い続けているのは、変です。

固定観念を取り去ってみれば、中国やロシアはかつてよりも民主化されて話し合える相手になっていると気づくし、米国が利害を超えて日本を守ってくれるわけではないと理解できます。

最近までは、日米同盟を解消するという発想そのものが、ある種のタブーだったと思います。

そのために、仮に日米同盟が無くなった時に、日本がどういう立場になるのか、中国やロシアや韓国・北朝鮮がどう対応してくるのかが、ほとんどシュミレートされていない気がします。

そろそろ、研究・シュミレーションをしてみてもいい時期だと思います。

中国や韓国は、日本に対し「軍国主義がまだ続いている」「反省していない」などと言います。

普通の日本人は「軍国主義? どこを見たらそう思えるの?」と感じますが、彼らにすると米国と日本を一体にして見ている部分があるんです。(韓国にも米軍の基地はありますが)

だから、非常にナーバスになるのです。

ここの所が、日本人には案外分かりづらいんですよ。

日本の方も、「日米同盟があるから、安心だ」との驕りの心理があり、中国や韓国ときちんと対話をしないところがあります。

日米同盟を解消するとなると、自衛隊を合憲にするのか、憲法を改正するのか、という問題が出てきます。

私は、『日本国憲法の戦争放棄は最高に美しいもの』だと思っているので、憲法改正には反対です。

でも、自衛隊は当面は必要なので、矛盾を抱えた現状のキープを望みます。
私は、矛盾=悪とは考えません。

早く世界が、『戦争では物事は前には進まない』と気づくといいのですが。
二回の世界大戦を経ても気づかない人がいるのは、不思議ですね。

いまだに、戦争によって人類は進化してきた、と信じている人もいますよね…。
平和な時代の歴史も学べば、そうじゃないとすぐに分かるのですが。


日記 2012年10~12月 目次に戻る