母・千夏が脳梗塞で入院しました
(2022.10.5.)

先月の19日に、私の母である村本千夏が、脳梗塞を起こして入院しました。

もっと早く報告したかったのですが、かなりショックを受けまして、なかなか記事に出来ませんでした。

本日に、来週あたま(10月10日)の退院が決まったので、一安心し、書くことにしました。

母が入院したその日、私が朝7時ころ起きたところ、母が「身体がおかしい」と言ってきました。

話を聞いたところ、前日の夜10時頃にトイレに行ったら、突然に右手がダランと落ちて力が入らなくなり、右手がグーッと勝手に動いたとのこと。

それがまだ治らず、朝ごはんを作れそうにないと言うのです。

私が気になったのは、話している母の言葉が、少し舌足らずで、呂律が回っていない感じがあった事でした。

右手の症状と合わせて、脳梗塞の可能性があると思い、母に伝えました。

母は自分のしゃべり方がおかしいと気付いておらず(自分では感じづらいようです)、脳梗塞かもという事にやや懐疑的でしたが、病院に行ったほうがいいと私は説得しました。

「救急車を呼ぼうか?」と聞いたのですが、母はとりあえず医者が職業の、私の弟に電話で聞くと言いました。

で電話したところ、急いで病院に行ったほうがいい、との弟の返事でした。

母の状態は、右手が動かないだけで、その他の両足などは普通に動くので、私が車で小田原市立病院に連れていく事にしました。

小田原市立病院に着いたところ、なにやら駐車場を大規模に工事中で、従来の車の出入口が使えず、さらに駐車場が有料に変更されてました。

「なにをやってんだ」と思いましたが、それどころではなく、これまでと勝手の違う駐車場に車を停めて、母と共に救急外来のところに行きました。

で、点滴やら検査やらが始まったのですが、検査結果は脳梗塞で、少し脳出血もある、というものでした。

CTとかレントゲンとかでかなり時間がかかり、数時間後にそのまま入院すると決まりました。

幸い、手術は必要なく、薬で治すことになりました。

入院するにあたり、コロナ・ウイルスへの対応という事で、面会が完全禁止と知らされました。
なので、しばらく母と会えない事になりました。

これを書いている現時点でも、母が入院してから半月経ちますが、一度も面会できていません。

私は、この国の方針、病院のコロナ対応は、間違っていると思うんですよね。

祖母が入院(その後に死去)した、昨年11月の時も、面会できずに困りました。

家族とも誰とも面会できないなんて、不便極まりないし、それで気落ちして亡くなる人だっていると思います。

病いを治すはずの、病院・医者・看護師が、患者を追いつめて、病気や死に向かわせているのではないか。
そう思えてなりません。

入院した患者を誰とも面会させないという、今の日本の病院の態度は、「非人道的な、人間の心や生活を無視した頭でっかちな、保身に満ちた愚策」だと、私は思っています。

その後、母は症状は落ち着き、右手のリハビリを開始したのですが、少しづつ動くようになり、力も少し入るようになって、字はいちおう書けるようになり、もう少しで箸を持てるようになるそうです。

母から電話やメールで、状態を聞いているわけですが、面会できないので実際に見たわけではないし、何とも言えません。

リハビリ担当の先生(理学療法士か作業療法士)によると、かなり順調に回復してきており、退院しても大丈夫らしいです。

リハビリ病院という所に転院して、そこで入院しながらリハビリをすると、回復率が上がることが多いらしく、医者の弟や、担当医は、そこへの転院を母に勧めてきました。

しかし、リハビリ病院は1~2ヵ月も入るのが普通で、そこでも面会は禁止です。

私は本当にバカな制度だと思うのですが、現在いる小田原市立病院から直接にリハビリ病院に行かねばならないと、説明を受けました。

要するに、私が母に再会するのは市立病院からリハビリ病院に移動する間だけで、今度は母はリハビリ病院に缶詰になり、1~2ヵ月も誰とも面会できないのです。

「刑務所に入れられているのと、あまり変わらんな」と思っちゃいましたよ。

私は、「リハビリ病院に行くのは分かるが、その前に一度自宅に戻って、2~3日過ごせば、心もだいぶ落ち着くだろうし、リハビリ病院で長期間すごす準備もできる」と主張しました。

脳梗塞で即入院になり、そこから家族とも面会できずに過ごし、ようやく心身が安定してきた人が、今度はリハビリ病院に直行で運ばれて、また家族とも会えずに1~2ヵ月も過ごすなんて、あり得ないでしょ。

バカなんじゃないか、医療関係者たちは、全員。
こう思う自分を止められません。

人間の心理、患者とその家族の気持ちを、理解する意思があるのだろうか?

自分が脳梗塞になって大ショックを受けた人が、嫌な検査を受けたり、注射や点滴やらを受けて、薬を飲んでリハビリを重ね、ようやく退院できる所まで来た。

そうしたらリハビリ病院に行く前に、数日くらい自宅に戻って、家族と再会して積もる話をしたり、自分が居ない間の色んな引き継ぎを家族にしたり、していいじゃない。

それが普通でしょ。

母は突然に発症して、そのまま入院したので、家でやりっぱなしの事がいくつもあります。
そういうのだって、1回家に帰って、解決したり私に引き継ぎたいでしょう。

それにリハビリ病院で1~2ヵ月すごすとなれば、その間の服とかを準備するのが当たり前でしょう。

分からないな、市立病院から直接にリハビリ病院に行かないといけないと、病院や医者が言うのは。

結局のところ、一度自宅に戻ると、病気が治って退院したという扱いになり、そこからリハビリ病院に入るのが手続き的に大変というのが、病院や医者がリハビリ病院に直行させたがる理由のようです。

つまり、手続きや制度の問題であり、深くいうと国の法律やら医療制度に柔軟性がないのが問題なのです。

こういう制度上の不備や間違いについて、もっと現場の医師や看護師などは、声を上げるべきですね。

コロナ・ウイルスをいつまでも5類にしない事も、制度上の間違いで、国の失策・失政なのですが、声を上げる医療関係者は少ないです。

大事なことを置き忘れてないですか、医療関係者の皆さん。

長々とリハビリ病院絡みで書きましたが、実のところ、リハビリ病院に空きがないらしくて、転院先が決まらず、母は回復が順調なのでリハビリ病院に行かずに、市立病院を退院したら自宅に戻ることになりました。

それで週2回ほど、市立病院に通ってリハビリを行うことになりました。

私は今回、リハビリ病院という初耳の存在を、母が行く可能性があったので少し調べました。
それで分かったのは、「リハビリというのは、本人のやる気がなにより重要だ」という事です。

考えてみたら当たり前ですよね。

そういう意味では、自宅に戻ったほうがやる気の出る人の場合、リハビリ方法は通院して教わりつつ自宅でリハビリしたほうが、治りが早いのではないでしょうか。

逆に、自宅だとつい怠けてしまうという人は、リハビリ病院という閉鎖された空間で、自分を追い込むのも意味があるでしょう。

要するに、その人の性格次第だと思うわけです。

ぶっちゃけた話、リハビリ病院に閉じ込められた結果、ストレスで別の病気を発症したり、症状が悪化するという人だって、いるはずです。

また、自宅に戻ると仲の悪い家族と接することになるので、病院にいるほうが快適だ、なんて人もいるかもしれません。

私の母の場合、家に帰りたがっているので、私としては家に帰った上で、通院しながらリハビリを着実に進めるのが良いと感じてます。

家でもちゃんとリハビリの運動をするように、言っていこうと思っています。

まあとにかく、母が右手が不自由になったので、治っていくことを期待してますが、当面は私は介護に多くの時間を使うことになります。

だからこのウェブサイトの更新は、どのように進むか未知数です。

YouTubeに音楽を発表するのも、今は休止状態です。

色んな人の伝記やエッセイを読むと、親が亡くなった後に「もっと孝行しておけば良かった、あれもやっておけば、これもやっておけば」みたいな、深い後悔の話が割と出てきます。

それを教訓に、後悔のないように、今のうちから私は母への孝行をしておこうと決めました。

私は、両親が離婚した結果、父とは絶縁して完全に音信不通で縁が切れているので、母への孝行を進めていこうと思います。

脳梗塞で右手が不自由になった母のサポートをしていけば、自然に孝行を積めるでしょう。

最後に補足的に書きますが、母はコロナ・ワクチンを射ってません。

ワクチン後に脳梗塞になる例もあるようですが、母はそれではありません。

また、母はコロナに1回も感染しておらず、その絡みで脳梗塞になったのでもありません。

ワクチンを射ってないと入院できない、入院を拒否されるという話がありますが、そんな事はありませんでした。

まあ、コロナ・ワクチンも4回目のターンに入って、政府も専門家と称する人々も、1回も射ってない人はもはや無視している感じがありますね。

射てと命じたら、疑問を持たずに射つ人々に、重点的にワクチンを推奨している感があります。

母はワクチンは射ってませんが、マスクは熱心に付けるほうです。

私は、マスクも長時間付けると身体に良くないと思っているんですよね。

小田原市立病院に母に荷物を届けたりで行く際も、義理でマスクを付けてますが、本当は付けたくないんです。

このマスク着用の件は、別の記事にて心情を吐露したいと思います。

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