安倍晋三の暗殺事件は、犯人とされている山上徹也およびその家族が統一教会と深い繋がりがあった事が分かっています。
そうして、統一教会が怪しい活動をする宗教団体なことは、よく知られています。
統一教会と安倍晋三ら自民党議員のつながりに興味があったのですが、長周新聞webに分かりやすく解説する記事がありました。
今回はそれを取り上げて、統一教会と自民党の癒着の歴史を勉強します。
なお「長周新聞web」は、安倍晋三の地盤である山口県を拠点にしているので、以前から晋三たちの汚れた政治ぶりを書いてます。
なかなか面白いので、おすすめできるウェブサイトです。
〇「記者座談会 統一教会と自民の関係にメスを 反共右派として育てた為政者の罪」長周新聞webから抜粋
記者A
安倍晋三・暗殺事件では、世間は「(山上容疑者に)恨まれているのは統一教会なのに、なぜ安倍が狙われたのか?」と不思議に感じている。
記者B
山上は、母が熱心な統一教会の信者で、多額の献金をして破産し、家庭が崩壊した。
山上の父と兄は自殺している。
山上はその恨みから犯行したと言う。
彼は「政治的主張が動機ではない」と供述している。
記者C
統一教会は過去に、高額の壺や印鑑や、血を清めるためと言って高額な高麗人参を信者に売りつけていた。
(その被害は甚大で)戦後最大の詐欺事件といえた。
1990年代によく報じられた統一教会の「合同結婚式」も、人々の記憶に残っている。
合同結婚式は、教祖が結婚相手を決め、初対面の者同士が結婚させられるとのことだった。
記者D
殺された安倍晋三は、統一教会の集会に称賛のメッセージを送ったりし、統一教会の機関紙の表紙を何度も飾っていた。
安倍の祖父である岸信介は、韓国で生まれた統一教会を日本に招いた人だ。
岸信介から続く、自民党・清和会と統一教会の繋がりが、いま問われている。
記者A
第二次・安倍政権の強力な支援団体としては、『神道政治連盟』や『日本会議』が知られていた。
統一教会もその一角だったのではないか。
近年の右派の運動は、自然発生のものではなく、カネと動員力を備えた集団が組織的に動いている。
統一教会は、自民党の議員に秘書をたくさん送り込んでいる。
秘書たちの給料は統一教会が持つ形で、この問題が国会で取り上げられた時、「9人も秘書を世話してもらった議員もいた」と分かった。
記者B
数年前に、高村正彦(第二次・安倍政権で自民党・副総裁だった人)と統一教会の繋がりを取材していた記者と話したことがあった。
その記者は、こう言っていた。
統一教会は1954年に韓国で文鮮明が、反共主義を掲げて設立した。
(※1954年というと、朝鮮戦争が終わった翌年で、朝鮮と韓国が焦土になっていた時期である)
5年後の1959年10月2日に、日本に『日本統一教会』が設立された。
日本統一教会は、 当初は岸信介の東京の自宅の隣りに事務所を構えていた。
岸は、日本統一教会の立ち上げから関わっていた。
日本統一教会の原点は、反共を掲げて岸信介を中心に右翼連中がつくった『防共挺身隊』だといわれている。
防共挺身隊と、岸がパイプを持っていた韓国の反共団体である統一教会が、合体して日本統一教会が誕生した。
そして1964年に、宗教法人法によって統一教会は宗教法人となり、税金を払う必要がなくなり金銭の出入りも自由となった。
記者A
高村正彦は、山口県の年配者には「安倍・岸家の執事」と評する人もいる。
高村正彦は、大学を卒業すると、統一教会の関連組織である『国際勝共連合』や統一教会の訴訟代理人を仕事にした。
(国際勝共連合は、初代会長には日本統一教会・初代会長の久保木修己が就き、名誉会長には笹川良一が就いた)
統一教会は、その過激な布教活動から、訴訟が相次いでいた。
この処理を担当したのが、高村だった。
高村は後に国会議員になるが、統一教会の会社で霊感商法を業務にしていた『ハッピーワールド社』からカネをもらっていた。
記者B
高村正彦が、第二次・安倍政権で自民党・副総裁でいられたのは、統一教会の徳野英治・会長とのパイプが強いからだった。
高村が死んだ後は、萩生田光一がパイプを引き継いだという。
統一教会には、『ハッピーワールド社』の他にも、『CARP』、『世界戦略総合研究所』、『国際ハイウェイ財団』(日韓のトンネル財団)、『原理研究会』(大学での信者獲得を担当)といった下部団体がある。
統一教会の系列企業も、山ほどあるようだ。
記者C
山口県の政治家では、参院議員の北村経夫が岸信介の支援者だった北村教の息子で、統一教会に支えられて当選したと言われている。
そして北村経夫の出馬は、安倍晋三の意向だった。
要するに統一教会は、自民党の支援団体の一角で、選挙のプロ集団である。
自民党と統一教会の繋がりの解明が必要だ。
安倍晋三は「美しい国」を掲げていたが、もともと「美しい国」を説いていたのは統一教会の初代会長の久保木修己である。
記者D
日本が太平洋戦争で敗れると、戦犯として起訴される者がたくさん出た。
起訴された者のうち、(アメリカ政府の諜報・謀略機関である)CIAに雇われて釈放されたのが、岸信介、笹川良一、児玉誉士夫だ。
そして岸・笹川・児玉らが育てた組織が、統一教会だった。
(※つまり統一教会のボスはCIAである)
統一教会は、1990年代に霊感商法や合同結婚式でバッシングをうけて、一時は目立たなくなった。
しかし2015年に、第二次・安倍政権の下で『世界平和統一家庭連合』へと名称を変えて、復活してきた。
大手メディアが統一教会に対して及び腰なのは、自民党との密接な関係を熟知しているからだ。
記者B
大手メディアは安倍暗殺について、統一教会に迫らず、お涙ちょうだいの報道ばかりしている。
安倍晋三は、公文書の改竄など、酷い政治をした。
それを無かったことにして、国家の英雄みたく報じるのはどうかしている。
(※記事の抜粋はここまで)
自民党や安倍晋三の、統一教会との深い繋がりが、良く分かる記事でした。
それにしても、自民党の支援団体は、創価学会、日本会議、統一教会、経団連と、一般人の感覚と乖離した、ヤバい組織ばかりですね。
統一教会の者が、自民党の秘書にたくさん居るとのことですが、統一教会のバックにはCIAがいるのだから、スパイに見張られているみたいなものです。
私は高村正彦がなぜ自民党の重鎮扱いなのが不思議だったのですが、統一教会とのパイプが強く影響していたのですねえ。