北朝鮮に今必要なのは、愛情だ 愛を示そう
(2013.2.15.)

2月12日に「北朝鮮が地下での核実験」を行いました。

これについて、蜂の巣をつついた様な騒ぎを、日中韓がしています。

でも待って下さい。
ここは一つ、冷静になりましょう。

そうすれば、何が起きているかの本質が判るし、どうすればいいかも判ります。

まず何が起きているかを、考えてみましょう。
これについては、『攻撃は、常に助けを求める叫びである』という見方が、非常に大切です。

『攻撃は、常に助けを求める叫びである』。

この教えは、私が『神との対話』で知った偉大な教えの一つです。

この考え方を知るまでは、今回の北朝鮮のような態度に対して、「いい加減にしろ。みんなが迷惑しているんだぞ。本当にどうしようもない。」と感じていました。

しかしこの考え方を知ってからは、「君は助けを求めているのだね。私にはそれが分かっているよ。大丈夫だ、一緒に解決しよう。」と思えるようになりました。

実際に、北朝鮮の言っている事を見ると、「アメリカが相手をしてくれない」とか「中国の態度が冷たい」とか、「北朝鮮は孤立していて、誰も相手をしてくれない」などと言っているのです。

つまり、助けを求めているのです。

多くの人は、この北朝鮮の立場を理解しても、「相手をしてもらえないのは自業自得だ。お前は本当にバカだなあ。」と思うでしょう。

しかし北朝鮮の歴史を学ぶと、『北朝鮮は確かに愚かだが、そんな国にしてしまったのは、冷戦という名の、大国達の我儘なパワーゲームが原因だ』と分かります。

今でも北朝鮮は、アメリカと中国のパワーゲームのはざまで、犠牲になっている存在なのです。

(シリアも今、米ロのはざまで全く同じ状況に置かれています)

この真実が分かると、北朝鮮だけを悪者にしている国際社会が、とても冷たい態度をしており、冷酷なのだと気付きます。

はっきりと言いましょう。
北朝鮮をここまで愚かな行為に走らせたのは、私達なのです。

誰だって、相手にされずに無視され続けて、腫れ物にさわるような扱いをされたら、いじけると思いませんか?
北朝鮮は、『いじけている状態』なのです。

大国達は自分を正当化するために悪者を作りたがるし、メディアも白黒をはっきりと付ける方が大衆に理解され易いので「どこどこの国は、悪い国だ」と報道しがちです。

だから、一方的に北朝鮮が悪者にされています。

しかし、よく考えて下さい。

今回の事件を受けて、日本も韓国もアメリカの支援を受けて「軍事力を強化しよう」としています。
この行動は、北朝鮮と何が違うのでしょうか?

アメリカ等の大国は、定期的に核実験をしています。
イスラエルも、たくさんの核実験をしてきました。

なぜ、北朝鮮だけが非難されるのでしょうか?

こうやって冷静に考えてみれば、北朝鮮だけが悪者視されるのは、実は不当なのだと分かります。

よく落ち着いて見つめれば、今起きている事は「悪魔が降臨して悪さをしている」ことではなく、「他の国と同程度の悪さしかしていなのに、不器用なのと立場が弱いために、見せしめのように叩かれている」ことだと分かるでしょう。

さて次に、どうすればいいのかを考えましょう。

まず、最初の方で書いた『攻撃は、常に助けを求める叫びである』を思い出しましょう。
北朝鮮は、助けを求めているのです。

ですから、私達がする事は「手を差し伸べて、援助をすること」です。

援助の方法については、様々な意見があると思うのですが、私は「北朝鮮の言い分・気持ちをとりあえず真摯に聞いてみる」のがスタートとしてはベストだと思います。

考えてみると、北朝鮮はあらゆる国から距離を置かれ、バカにされてきています。

人間関係に置き換えるとよく分かると思いますが、このような扱いを長くされると、『人間不信』に陥ってしまいます。

北朝鮮を見ていると、『人間不信』に陥っているのがうかがえます。
(これについては、心理学の先生が見て意見を述べてほしいですね)

とりあえず、冷え切った・閉じきった心を癒すことが、最優先です。
そのためには、相手と時間をかけて話し合うことが重要です。

私は思うのですが、北朝鮮は「5歳くらいの子供」と同じです。

やっている行動に、理屈や冷静な判断がありません。
その判断能力は、5歳並みだと思います。

5歳の子供が、みんなから無視・差別されて、すっかりいじけてしまった姿を想像してみて下さい。
それと北朝鮮は、同じと考えていいと思います。

多くの人が、「北朝鮮は危険だしバカだから、制裁を下して、罰を与えなければならない」と主張しています。

しかし私は、これを実行したら裏目に出て、状況は悪化すると確信しています。

今までだってずっと様々な制裁をしてきましたが、上手く行かなかったではないですか。
なぜ同じ過ちを繰り返そうとするのですか。

多くの人は北朝鮮を「悪の権化」として見て、「罰を下そう、出来る事なら滅ぼしてしまおう」と考えています。
だから北朝鮮側も、危機感を持ち態度を硬化させるのです。

誰だって、「隙を見せたら滅ぼしてやる」と思っている相手には、心を開かないでしょう?

北朝鮮は「5歳の子供」なのですから、問題を起こしても大目に見ればいいんですよ。

これが、本当の解決の道です。私は断言します。

もし5歳の子供がピストルを持ち、弾を発射して窓ガラスを割ってしまったら、どうしますか?

5歳の子供を叱って罰を与えるよりも、5歳の子供にピストルを持たせた大人に、「何をやっているんだ!」と怒るでしょう?

この理屈と、北朝鮮の核問題は同じですよ。

北朝鮮が悪いというよりも、北朝鮮に核兵器の技術を持たせてしまった私達に問題があるのです。

そして、北朝鮮を「5歳の子供」のまま放置してきた、世界の国々の無責任さに、本当の問題はあるのです。

北朝鮮の問題を解決できるのは、軍事力や経済制裁なんかではなく、「愛情」「心理学」「教育」といったものなのです。

この真実を、広めていきましょう。


日記 2013年1~3月 目次に戻る