先日にYoutubeで、私の大好きなジャズ・ドラマーである、フィリー・ジョーのドラムソロを見ました。
そこから、同じくジャズ・ドラマーであるパパ・ジョー・ジョーンズのドラムソロに行って、さらにタイトルに書いた「3人の共演映像」にたどり着きました。
映像のタイトルは、『George Benson, Jo Jones, Milt Buckner, Jimmy Slyde in "L'Aventure du Jazz"』です。
私はタップダンスに興味をあまり持っていませんが、ここでのジミー・スライドのタップダンスには、深い感動を覚えました。
あまりにかっこ良かったので、日記で紹介しちゃいます。
(※この映像の前半部分はミルト・バックナーとパパ・ジョー・ジョーンズの共演で、このページで紹介する映像は後半に収録されています。見る際は気をつけて下さい。)
この映像が面白いのは、「タップダンス、ドラム、ギター」というシンプルで珍しい3人編成で表現されている事と、ジャムセッション的なノリで即興ソロの掛け合いが行われている事です。
とにかく、ジミー・スライドのタップが最高です!
こんなにおしゃれでかっこいいタップは、初めて見ました。
様々なリズム・フレーズを正確に踏んでいるのも凄いのですが、踊り方が実に粋で味わいがあり、そこに惹きつけられます。
このセンスと魅せ方は、黒人じゃないと出来ないのではないでしょうか。
曲の途中から「即興のソロの掛け合い」になるのですが、ジャズの香りをぷんぷんさせており、ジャズ好きの私にはたまりません。
相手のソロを聴いた時に、笑顔で「そのフレーズ、いいねえ!」といったアイコンタクトをするのが、ジャッジーでしびれますねー。
共演しているジョージ・ベンソンとパパ・ジョーもすばらしいです。
ベンソンは、普段よりもまろやかな音色とリズムを出しており、「こんな温かい音も出せるのか」と驚きました。
マイルス・デイビスの自伝には、「1940年代のミントンズ(伝説のジャズ・クラブ)の店先では、黒人タップダンサー達が集まって、連日のようにバトルを繰り広げていた。それはそれは素晴らしかった。」と書いてあります。
ジミー・スライドの即興性に溢れるタップを見ていたら、「こんな感じで、バトルが行われていたのかなー」と思いました。
いいですねー。
定期的に見る映像のリストに入れましたよ(^-^)