2020年の東京オリンピック開催の決定について
私は評価しません(2013.10.4.)

先日に2020年のオリンピックが、東京開催と決まりました。

私はこの事を、評価しません。
なぜならば、日本にとってプラスにならないと思うからです。

このウェブサイトのいろいろな記事で主張していますが、今の日本が全力で取り組む事は、『脱原発(全原発の廃炉)』と『クリーンエネルギーの普及(再生可能エネルギーの推進)』だと考えています。

この2つを行うだけで、今の日本は一杯一杯です。

オリンピック開催をする余裕など無いし、オリンピックに目が行くことでこの2つが置き去りにされる事だけは許せません。

今の日本は、『脱原発&クリーンエネルギーの普及=エネルギー革命』という、人類史に残るような偉大な革命をしている最中です。

よけいな事に頭を煩わされるのは、良い事ではありません。

「日本は偉大なエネルギー革命を行っており、オリンピックをする余裕はありません。開催するのをキャンセルします。ごめんね(ペコリン)」と謝って、今からでも辞退するのが良いと思います。

だいたいからしてオリンピックというのは、発展途上国が開催を担当して、それを機会にインフラを整備したり、各国と仲良くするチャンスにしたりする、そういうものだと思うのです。

先進国である日本が、何度も誘致をアピールする事に(誘致合戦に毎回のように参戦する事に)、私はずっと違和感を持ってきました。

今回に立候補した中で言えば、イスタンブールが開催地としてベストだと思います。

まだ遅くはありません。日本は辞退をしましょう。

以下のように弁解すれば、世界各国は苦笑しながらも、受け入れてくれるでしょう。

「すいません、福島原発の汚染水ですが、海に流出し続けて
 います。コントロール出来ていません。
 安倍首相は、嘘をつきました。

 原発事故の処理ですが、諦めたくなるくらいに厳しい状況です。
 そんな状況なので、首相も現実から逃避してしまいました。

 私たちは、原発事故の処理で手一杯です。
 これからの処理や補償で、10兆円は必要になると思われます。

 私たちは、脱原発の方針を、国民的な議論の末に決めました。

 脱原発というのは、必然的に従来のエネルギー供給システム
 から脱却する必要が生じます。
 私たちは再生可能エネルギーに注力を始めており、そちらにも
 資金を投じる必要があるのです。

 ですから、オリンピックを開催するための予算は組めません。

 一度開催が決まってしまい、浮かれている日本人も多々いまし
 たが、冷静に考えれば日本は辞退するのがベストだと思います。

 東京を開催地として選んでいただいた事には、心から感謝して
 います。
 しかし、私たちは辞退する事にしました。

 どうぞ、ご理解をいただき、怒らないで下さい。

 本当にごめんなさい。」

多くのメディアや人々が指摘しているように、汚染水はブロック出来ていません。

安倍晋三・首相が世界が注目している中で、「汚染水は港湾内から出ていません」と発言したのを知った時には、開いた口がふさがらず、目が点になりました。

「よくそんな嘘を平気でつけるなあ。やはり政治家になるような人は、精神の構造が通常と違うのか?」と思いました。

安倍さんにしてみると、『オリンピックの日本開催を実現するのは、一点の曇りもないほどの圧倒的な日本全体への善』なのでしょう。

彼は、「汚染水はコントロールできていないが、嘘をついてでも開催決定に導ければ、それは日本への貢献であり、首相としての任を果たす事になる」と考えたのではないでしょうか。

もしかすると、周りの人々から「大丈夫です。汚染水は漏れ出ていません」と言われて、それを鵜呑みにしてしまったのかもしれません。

いずれにせよ、安倍さんの行動は間違った解釈に基づいていると思います。

前述したとおりに、私はオリンピック開催が日本の利益にならないと思うし、嘘をついてまでする事が真の利益になるとも思いません。

私のとっている毎日新聞では、首相のあの発言に対して、あれは世界に対して「事故の収束をきちんとする」と公約したものだ、と解釈してました。

この解釈は、どう見ても無理があり、おかしなすり替えがありますよ。

シンプルに、「あれは嘘だった。嘘をついた事を、世界の人々に謝らなければならない」と指摘してほしいです。

日本人の中には、「オリンピック開催は、景気を盛り上げる効果や、インフラ整備の効果が期待できる」と思っている人がいます。

しかし、東京以外の人や、建設関係以外の人には、ほとんど恩恵は無いと思います。

観光業は一時は盛り上がるかもしれませんが、開催後には反動が出て、かえって苦しくなるのではないでしょうか。

私は、現在の東京都心の、ごみごみした感じや、殺伐とした息苦しい雰囲気が、大嫌いです。

年に何度か、観劇や友達と会うために都心部に出て行くのですが、空気のまずさや冷たい街並みに、いつも「ああ、早くここから出て、住んでいる小田原に戻りたい」と思います。

「都心部は、人間の住む所ではない。こんな所に住んだり、ここで働いたりして、よく精神と身体を壊さないものだな。」と、都心部に行くたびに思いますよ。

私の中では、東京都心部とそこで生活を続けている人々の存在は、異空間・異次元に感じられ、日本の7不思議の1つです。

私が危惧するのは、オリンピック開催に向けて公共事業を行う中で、東京がさらに行きづらい場所になってしまう事です。

現在でも嫌々ながら仕方なく行っているのですから、これ以上殺伐とした環境になったら、全く行かなくなります。

東京オリンピックでは、今ある会場や交通網を活用して、ほとんど再開発をしない方針だそうです。

非常に賢い選択だと思います。
どうせなら、もっと賢い選択をして、オリンピックの開催を辞退しましょう。

先日に、自分の田舎である北海道・小樽に、1週間ほど滞在しました。

小樽の人々は皆、とても親切でした。
私は親切心に感動したほどでしたが、小樽はさびれており、最近の「アベノミクスによる景気回復」とやらは、まったく及んでいませんでした。

このような地方の町には、オリンピックの経済効果もまったく波及しないでしょう。

こうした地域に住む人々を無視して、浮かれていていいのでしょうか?
政治家や東京都の皆さん、よく考えてください。

私が強力にプッシュしている「再生可能エネルギーの推進」は、さびれた地方を活性化する切り札になり得ます。

例えば北海道は、再生可能エネルギー(特に風力発電)をするのに適しており、日本で一番のポテンシャルを持っています。

こうした万人の利益になる分野にお金を使う事こそが、いま求められている事ではないでしょうか。


日記 2013年10~12月 目次に戻る