安倍政権については、大きな謎がある。
多くの人が「安倍首相も閣僚たちも全然ダメ」と理解しているのに、なぜか支持率は40%以上が続いて、「長期政権になれるかも」とか言われているからです。
安倍晋三は、女性雑誌で「嫌いな男性ランキング」の1位になった事もあると聞いています。
周りを取り巻く閣僚や首相補佐官なども、不祥事や悪評がとめどなく出てくる。
どう見ても、彼らに好意を持つ人は少ないと思われる。
最大の売りとされる経済政策でも、「アベノミクスって、日本を沈没させる政策だったんだね…」という評価が多数になってきている。
彼らの政策は、本質的に国民のニーズに応えるものではない。
要するに、魅力が全くない。
にも関わらず、政権の支持者が一定数いる。
私は、「これは何なのだ、誰が支持しているのだ、安倍の強固な支持層とはどんな人々なのか」と、ずっと不思議に思っていた。
そんな中、半月ほど前に、私の問いに答えてくれる素晴らしい連載記事を見つけました。
ハーバービジネス・オンラインというウェブサイトで連載中の、「草の根保守の蠢動」という記事です。
そこで展開される内容に、私は完全に圧倒されました。
著者の菅野完さんは、もの凄いジャーナリストだと思う。
これほど独自の取材をし、素晴らしい成果を挙げているジャーナリストは、数えるほどしか居ないんじゃないかな。
安倍政権を支える勢力の核心(真相)に迫っていく内容で、全体像が徐々に明らかになっていく過程は、下手な推理小説やサスペンス小説の10倍は面白いです。
私は深く感動したので、勉強しようと決意し、3月3日から「草の根保守の蠢動」をノートに抜粋して書き取り始めた。
そして本日に、発表されている分は作業を終えました。
勉強中は、心の中にあった多くの謎が、氷解していくのを感じる日々でした。
「なるほど。安倍政権を支える勢力は、もう何十年も活動を続けてきた右翼組織なのか。それも、特異な宗教思想を信奉する人々なのか。彼らが社会の右傾化やヘイトスピーチのプロデューサーなのか。」と、目から鱗がバンバン落ちた。
本当に素晴らしい記事なので、多くの人に見てもらいたいです。
安倍政権やその支持者たちは、「左翼は人々を扇動している」とか「左翼は無知の人々を動員して、野望を実現しようとしている」と主張する。
だが実際には、『安倍政権とそれを支える組織こそが、そうした活動(洗脳や扇動)をしている事』が、これを読むと分かります。
せっかく勉強したので、ノートに抜粋したものをここに書いていこうと思います。
安倍政権を見極めるシリーズの1つとして、取り上げる事にします。
かなり量が多いので、一気に全部は無理です。
他の記事を間に入れながら、少しづつ書いていこうと思います。