安倍晋三を「平成の嘘つき」と名付ける
(2018.6.6.)

安倍政権がいよいよ終わろうとしています。

国民を欺く嘘を連発した結果、騙されていた国民達もさすがに真実に気付き、政権の見限りが進んでいます。

現在では、世論調査で不支持率が支持率を常に上回り、「安倍首相は信用できない」と答える国民は8割に達しています。

はっきりとは言わないが、国民の大多数は「安倍晋三は嘘をついている、嘘をつきまくっている」と認識しています。

「あいつは嘘つきだ」と人々が見ているのが、国会中継や記者会見からも伝わってきます。

国会が空転しているとメディアは報じていますが、それは当然です。

与党の自民党と公明党が嘘つきの安倍首相の肩を持ち、そのために安倍らの保身のための嘘証言が放置され、公文書が改ざんされるのですから。

議論の基礎となるデータのほとんどが政府によって隠蔽や改ざんされるのだから、上手く進むはずがないです。
逆に波風なく進んだらやばいでしょうが。

野党の追及に対し「もっと他に議論することがある」と批判する人々(安倍政権の支持者たちがほとんど)もいますが、誠実にデータを出してこない政府を是正する以上に優先することってあるのでしょうか?

政府が嘘の情報ばかり出してきたら、そもそも議論が出来ないし、偏った情報を基に議論したら危険な道に入ってしまいます。

野党は良い仕事をしてきましたよ。

だからこそ、ここまで真実が明らかになり、正しいデータが国民に提供されたのです。

とはいえ、不満もあります。
情勢認識が甘く、国民の願いを真に叶える策を打てていません。これについては後述します。

数多の文書や証言で、安倍晋三が嘘ついていると証明されてきたのに、「安倍首相を信じる」「安倍首相を支える」と与党が言っています。

「こいつら全員、頭がおかしいんじゃないか?」とまで思いますね。

安倍をトップにし続けていることで、自民党と公明党の信用力はどんどん落ちています。

だけど見えないんですよ、彼らには。
日大と同じで危機管理能力がないのです。

今この瞬間をどう切り抜けるかしか頭にないので、先々にどう影響するかとか、世間がどう見るかとか、嘘がばれる可能性を考えられません。

森友汚職、加計汚職では、嘘の上塗りを安倍政権は続けてきました。

まだ嘘を重ねてるからね。
それしか出来ない人々なんだなあと痛感してます。

そろそろ、この嘘つきの競演にも終止符を打たなければなりません。

私には、国民の多くが「ケリをつけてくれ」と切実に思っているのが感じられます。

だから、私なりに解決策を打ちます。

安倍政権の歴史的な位置づけを定め、評価を確定して幕を下ろし、新たな劇を政界で始めさせようと思います。

歴史家は、いつも歴史に登場する人物たちを分析し、論評してきました。

そしてその中で説得力のあるものが、歴史事実として認められることになります。

安倍政権についても多くの歴史家が取り上げ、モリカケ問題も詳しく研究して詳細に解説する文章がいずれ出るでしょう。

さらに歴史書では、キャッチフレーズ的な簡素で分かり易い人物評もあります。

その人物の業績や人柄を短い言葉で的確にとらえ、それが人々の心に届き長く残るようにする、そんな仕事も歴史家にはあるのです。

私は歴史を愛好する者として、色んなキャッチフレーズ人物評に出会いましたが、かなり良いと思ったものに「昭和の妖怪」があります。

これは安倍晋三の祖父で、首相にもなった岸信介に付けられたものですが、かなり流布しています。

岸信介は、戦前・戦中には満州で高級官僚として活動し、満州のアヘン密売業者と結ぶことで私腹を肥やして、蓄えた不法財産を東条英機に投資してパトロンとして暗躍しました。

さらに国民を戦争に強制的に総動員する、全体主義の国民総動員の国家体制作りにおいても、中心的な働きをしました。

その悪行から、戦後には連合軍によってA級戦犯に指定されており、東条英機らのように死刑になるはずでした。

ところが岸信介は獄中で、アメリカに寝返ることを決断しました。
アメリカの傀儡として活動することを、尋問される中で米軍に約束しました。

そして無罪放免となり、政治家に転身して、CIAを通じて米政府と連絡を絶やさず、その忠実ぶりが評価されて首相の座にまで昇りました。

これらの事は、米政府の公開された文書や、歴史家たちの調査から、すでに明らかにされています。

岸信介を「昭和の妖怪」と評した方は、こうした行動を見て、「とても人間とは思えない、この異常さはもはや妖怪である」と感じたのでしょう。

そして人々も同じ認識だったことから、この人物評は支持され広まりました。

私はこの先達の仕事を受け継ぎ、岸信介の孫で2回も首相になった安倍晋三に、同じように綽名(キャッチフレーズ人物評)を付ける事にしました。

『平成の嘘つき』

これを国民を欺き続けた安倍晋三の歴史的綽名として、ここに授与します。

私は昭和の生まれで、平成の時代を最初から体験してきました。

いま天皇の役職を任されている明仁は、高齢による衰えを理由に息子に譲ることにしました。

で、来年には平成が終わり、新しい年号になります。

平成時代はあと少しで終わりますが、私の見てきた限りでは安倍晋三よりも嘘つきの人間は、この時代にいませんでした。

あれほど嘘を連発し、嘘の上に嘘を重ねる人物は、他に見た事がないです。

おそらく彼は、嘘をどうつくかに、自分の能力と時間の9割くらいを使っています。
そうじゃないとあれは出来ません。

「平成の時代を代表する嘘つき」として、安倍晋三を認定します。

安倍晋三を『平成の嘘つき』と呼ぶ事は、素晴らしく安倍政治の評価としてフィットするので、広まっていくでしょう。
私は確信しています。

この綽名(称号)には、安倍政治を支持した人々も含まれます。

後世では、安倍首相を支持した人々は、嘘に加担し大きく国政を停滞させたと評価されるでしょう。
なにしろ首相や閣僚や官僚の嘘が国会で乱舞し、改ざんされた公文書が国会に提出されて、それを基にして自公は国政選挙で勝利しちゃったのですから。

こんなメチャクチャな政治状態は、日本史上でも稀です。
それを生み出した人々は、後世に批判されて当然でしょう。

正直なところ、安倍晋三を2回も首相にしたのは、平成時代を生きた日本人の恥です。

私は国政選挙でも地方選挙でも自民党に票を入れた事は一度もないですが、安倍政治を成立させてしまった事をとても恥じています。
痛恨の極みというくらいに、悲しい出来事でした。

もう2度と、あんな人物を国のトップにしたくないです。

その強烈な思いが、「平成の嘘つき」には込められてます。

後世の人々は、「平成の嘘つき」の言葉と共に記憶され受け継がれる、平成史の教訓・反省・悔恨から、多くを学んで下さい。
そして、誠実で正直で国民すべてに目の届く人物を、安倍晋三とは正反対の人物を、首相に選んで下さい。

決して、事実を隠蔽したり改ざんしたり、お友達だけを特別扱いしたり、偏った情報ばかり流す人物を、支持してはなりません。

え? 嘘つきがどんな人か知りたいの? 詐欺師に騙されないようにしたいの?

それならば、「平成の嘘つき」を観察をしなさい。
あの表情、声音、態度、言葉つかい。そこから嘘つきの特徴を知るのです。

残念ながら、平成の人々はその手の勉強が大きく不足していました。
そして多くの人が騙されてしまい、安倍政権が2度も生まれてしまいました。

それが我々、平成に生きた者たちの、大きな反省点です。

決してこの悲劇を繰り返してはなりません。

最後になりますが、野党に1つ策を授けます。

野党は頑張っていると思いますが、訴えていることが現在ではもう古いのです。

「安倍首相や麻生大臣は責任をとって辞めるべきだ」と野党は叫んでいますが、それは正しい指摘ですが、もう状況はそこを過ぎています。

こう国民に訴えるのです。

「安倍政権の不誠実かつ不公平かつ倫理欠如な行動は、与党である自民党にも公明党にも変えられません。

そうじゃないですか、だからこそずっと隠蔽や嘘の口裏合わせや公文書の改ざんが続いてきたのです。

彼らの態度と行動を見れば、問題を解決する能力も気概も無いのは明らかでしょう。
モリカケの汚職は、発覚してからもう1年以上経ちますが、本格的な調査がなされず、未だに誤魔化しと隠蔽が横行しています。

この問題を解決するには、政権交代するしかありません。
政治の中心部を入れ替えましょう。

我々が政権を担当したら、公文書の管理を厳格にしたり、データのねつ造や改ざんを厳しく罰する法律を作ります。

新しい首相の下で、各省の体質を変えていきます。
官邸も特別扱いせずにオープンにして、来訪者や会議の記録もきちんと残して、それを公開していきます。」

今の国政の機能不全は、与党(自公)が起こしています。
与党が嘘を放置してきたから、ズルズルと問題がなんら解決せずに、時間が過ぎてきたのです。

そして国民はこの状況にうんざりし、状況が好転するのを深く求めています。
自公に問題解決できない事にも気付いています。

与党がこれだけの駄目ぶりを見せているのだから、野党は「私たちにチャンスをくれ、私たちはもっと良質の政治をする」と訴えなければなりません。

いま野党が求めている「安倍首相と麻生大臣の辞任」は、それが実現しても別の自民党議員が政権を引き継ぐだけです。
本質的な政治の改善にはつながりません。

安倍と麻生は、事実を隠蔽したり誤魔化したり、責任を取らずに逃げようとしてきたのだから、辞任を求めるのは当然です。
しかし、ここまで自公が政治をバカにし劣化させている以上、野党は「俺たちが立て直す、新しい国を創る」との義憤に基づいた覚悟を示すのが道理でしょう。

野党は結束した上で、「政権交代しようじゃないか、新しい政治をつくろう」と国民に語らないといけません。

結束の障害になってるものは、合流や分党の騒ぎの中で明らかになったじゃないですか。

民進党にいた前原誠司や長島昭久が、野党の結集力を壊したと、今では皆が認識しているはずです。

リテラの記事で読みましたが、前原や長島はジャパンハンドラーの影響が強いという事です。
そういった勢力が居るのでしょう、野党の中にいて和を乱そうとする人の背後には。

前原誠司は、単純に小池百合子・都知事の人気を借りようとしたのだろうけど、あの突然の行動(合流騒ぎ)はそれだけじゃない気がします。

健全な野党を壊し、自公の補助をする勢力に改変したいと考える人々がいて、前原を焚きつけたのではないかと、私は懸念しています。

とにかく自民党は(その後ろにいるアメリカ政府も)、長年ずっと野党の懐柔や分裂を画策してきたのです。
だから、常に目を光らせてないといけません。

私は、いま野党にいる面々も、心底から信用しているわけではありません。

野党に在籍してる政治家たちのほうが、総じて有能で誠実だから、上記の策を授けたけど、玉石混合でろくでもない奴もいると見ています。

例えば日本共産党についても、「志位和夫・委員長は、なんでまだ辞めないのか」とイラついています。

日本共産党は、先の国政選挙で大敗しました。

大幅に議席を減らしたのに、「健全な野党勢力が拡大した」とふざけた説明を持ち出して、共産党は志位を続投させています。

野党の勢力が拡大したって言うけど、それは立憲民主党が獲得した議席じゃないか。

凄いんですよ、赤旗(日本共産党の機関紙)の説明が。
立憲民主党と一緒に議席を数えて、「躍進した」と語ってるんです。

赤旗は、面白い記事もあるんですけどねー。
政府や地方自治体の悪政や汚職についての調査は、すばらしい内容です。
その調査能力には感服しています。

だけど自分たちの話になると、おかしな事を言い出すのです。

志位和夫で国政選挙に大敗したのだから、違う人に替えるでしょ、普通ならば。
当たり前じゃないですか。
そもそも志位は、長く委員長に留まりすぎです。

私は本当に怒っているのです。
「志位和夫が委員長である限り、日本共産党には2度と国政選挙で投票しない」と決めてます。

まあ地方選挙では、良い人がいたら入れるつもりですけどね。

嘘はいけません、嘘は。

日本共産党も、日大も、そんなことを続けていると安倍晋三になってしまいますよ。

あの「平成の嘘つき」に。


日記 2018年4~6月 目次に戻る

日記 トップペ-ジへ行く

サイトのトップページへ行く