じゅん散歩を見ています 他の旅番組についても①
(2019.2.7.)

2年ほど前から、テレビで旅番組をよく見るようになってます。

最初に見始めたのは「かながわらく楽ウォーキング」で、それは2017年1月に日記で取り上げてます。

5年くらい前までは、旅番組だと海外に行くのを楽しく見てたんですよ。

それが近年は、日本国内を巡るものが楽しくなってきた。

日本の美しい景色、その良さに改めて気付いたのでしょう。
色んな番組見てて思いますが、美しいですなあ。

今よく見てるものを挙げると、かな楽の他には「じゅん散歩」「旅ラン」「ブラタモリ」です。

あとは鶴瓶さんの「家族に乾杯」もたまに見てます。

出川さんがバイクで旅するやつも面白かったな。

そんなわけで、今回はじゅん散歩を中心に、これらの番組の感想を書こうと思います。

なお今回は、芸人論的な部分があります。それも狙いなんです。

まず短くすむ所から行きますが、「かな楽」は相変わらずリポーターの原アンナさんが可愛いです。

旅番組って、リポートする芸能人の魅力で評価が大きく変わりますねえ。

私は原アンナさんが好きなので、彼女を見てるだけで楽しいのです。

彼女の場合、話が面白いわけではないので、好意を持って見つめている人でないとそれほど評価しないかもしれない。
でも、食のリポートはけっこう良い。たぶん食べるのが好きなのだと思う。そこを磨けばいいのでは思ってます。

食のリポートって、普通の人だと「わー美味しい」で終わっちゃうし、専門家だとよく分からない細かい話になるしで、けっこう難しいですよね。

結局のところ、顔で美味しそうな表情をつくるほうが、見ている側は満足できたりする。
それを本流にしたらいけないんでしょうけどね。

この番組は以前に詳しく書いたのでもう終わりにしますが、しばらく前に気付いたのですが、ナレーションをしている米田さんの声が落ち着いていて優しい響きで良い。

米田さんの声は、かな楽の上品な雰囲気にかなり貢献している。
正に縁の下の力持ちだが、他の旅番組と較べても優れている気がする。

まあ、この番組は神奈川県の観光スポットとグルメスポットを扱っているので、神奈川県民か近隣の人じゃないとあまり楽しめないと思う。

次は「家族に乾杯」にしますか。

この番組、長寿番組ですが、私は15年くらい前によく見ていました。

すごく面白かったんですけど、ある時からゲストで来た芸能人も取材するようになって、一気につまらなくなった。

鶴瓶さんの体力が落ちてきたのが、ゲストを加えた理由なのかな。
とにかくつまらなくなりましたね。

(※私はある時期まではゲストはスタジオに来てコメントするだけだったと記憶して
 ましたが、ウィキ見ると私がよく見てた時期もゲストが同行していたらしい。

 だが、ゲストが同行してた記憶は全くない。
 それだけ鶴瓶さんが面白く目立っていたのだろうか。

 あの人、一見すると愛想が良くて親切で周りを活かしそうだが、実は負けず嫌いで
 あり、それほどゲストを補助しない。
 後述する出川さんとは異なる芸風である。

 鶴瓶さんは、一般人はきちんと補助して助け船も出すから、使い分けしている。

 タモリさんは鶴瓶さんを腹黒いと評するが、こういう点も指摘しているのかな。)

あと、家族に乾杯はどの場所を取り上げてもそこに居る人間がメインになるので、美しい景色を楽しみたい今の私には、物足りなさがあります。

ぶっちゃけ、人間ってどこに居てもやってる事はそんなに変わらないし。

鶴瓶さんが元気一杯だった頃は、彼がよく動いて面白い人を捜し出し、観察眼や話術でその人の美味しい部分を引き出して、深みのあるものに仕上がっていたんですけど。

鶴瓶さんに活気がなく、ゲストのほとんどは住民の良さを引き出す力がないので、今はたまにしか見てません。

出川さんがバイクで旅する番組(タイトルは憶えてない)は、1回だけ見たのですが、面白かったです。

彼は、ずっと昔にいじめられキャラとしてウッチャンナンチャンとかと共演してましたが、面白いと思わなかった。

根本的に私は、人をいじめて笑いにするというスタイルが大っ嫌いです。
「そんな事して、人として面白いか?」と、問いたいですね。

この旅番組では、ゲストで後輩のお笑い芸人たちが参加していたが、出川さんを笑いものにする瞬間は皆無だった。
みんな驚くくらいに出川さんをリスペクトしていて、それはそれで不思議ではあった。

たぶん、素の出川さんはめちゃ良い人で、後輩たちは大きくお世話になってきてるのでしょう。それが伝わってきたな。

この番組での出川さんは、自然な感じだし、自分が看板なのだがかなり脇役に回っていた。
ゲストの後輩や、旅で出会う一般人たちを、上手く活かしていた。

見ていて思ったのだが、彼は優しい性格で我が強くないし、繊細で気を使う人なので、脇役に回ったほうが輝くね。
実のところ、パサー・タイプである。

昔、いじられてた頃は、全然そんな長所はうかがえなかったのだが。いつも一杯一杯で余裕なく見えたけど。
私の観察力が未熟だったのだろうか。

ああ見えて努力家なのかもしれない。進化してパサーとして開花したのか。
今の彼には、周りをうけとめる大きさがあるな。

輪の中心にいると不思議なほどはまり、親分に向いていると思った。
そういえばウッチャンナンチャンは、デビューする前(学生だった頃)に仲間内では出川さんがリーダーだったと話していた事があった。

次は「旅ラン」です。

この番組は、ただ街を取材するのではなく、ランニングでずっと移動するという運動モノの要素がある。

毎回10km走るのだが、すぐ走りきりそうな距離なのに、いつも朝早く出発するのにゴールするのは夕方である。

取材しながらのランニングだから、それなりに時間がかかるのは理解できるが、見ていてやや違和感がある。
けっこう走らずに休んでいる時間が長いのではないか。

「放送では映らないが、休んでいる時間、ぼおっとしている時間がかなりある」そう睨んでます。
別にいいですけどね、休みばっかでも。人生焦っても得るものは少ない。

昼食で2時間くらい店でのんびりしてたりするのではないだろうか。
そうじゃないと時間の辻褄が合わない。

放送見てると、いきなり太陽の位置が大きく変わり、2~3時間経っていると推測できる時が、ままある。
だが、現在地はほぼ同じである。

普通の旅番組だと、こうした編集でカットされた時間は「移動の時間だったのね」で済む。
だけど旅ランはずっとランニングのみの移動だから、説明がつかないんですよ。
だから飛ばされた時間は休んでるのかなーと。

別にいいですけどね、休みばっかでも。無理して怪我でもしたら目もあてられない。

この番組の良い所は、ランニングする芸能人の自主性にかなり委ねられていること。

街の住人に「どこか良い所ありませんか?」と聞き、「あそこの店がいいよ」なんて言われて、そこに向かい「美味しいものをパクッ」なんてのがしょっちゅうである。

それが旅っぽくて、良い。
羨ましくなり、「俺もそこに旅行しちゃおうか」と思わされる。思うつぼである。

あと、走る街によるのだが、当たりの回だと、素晴らしい景色を堪能できる。

大抵の美しい景色を取り上げる番組だと、カメラマンが練り凝り練り凝りしたアングルで迫り、極端なアップとか空中から撮ったりとか、人間の目線とずれる事が多い。

だが旅ランだと、ランニングする人の目線で撮るので(カメラマンは並走しながら撮る)、視点がリアルなんですよ。

その街に行った感が、濃厚である。

そのリアルな視点・目線で、各地の美しい景色を見ると、もう最高なのだ。

「生で見たい、行っちゃおうか」と思わされる。思うつぼである。

残念ながら、都会のコンクリート・ジャングルを走り抜ける回もあり、その場合は全く美しくない。

番組サイドは巨大なビルとか橋とかを推し、都会には都会の良さがあるとアピールするが、そんなものはない。

ただでっかい建物があったからって、何の面白さも価値もない。第一、美しくない。
自然の美の前では、月とスッポンである。

そもそも都会の排気ガス等の汚染物質まみれの空気を吸いながら走ったって、気持ち良くないでしょ。
ランニングは空気のよい場所でしたほうがいいに決まってる。

だから、この番組では都会は捨てていいと思ってます。

旅ランの面白さは、ランナーに多くの芸能人が起用されるところにもある。

色んな人が起用されるので、「この人はどこに行くんだろう」とワクワクする。

見ていると、景色重視で高い山にがんばって登る人とか、食べ物重視で何度も食事休みする人とか、様々である。

そんな中、抜群の安定感を発揮しているのが、つるの剛士さんです。

私の見るところ、つるの剛士がこの番組のエースです。
まだ見た事がなく、試しに見てみる気になった方は、彼の回を見てほしい。

つるのさんの良さは、まず走りが安定している。
そして人当りがよく、対人取材にまったくよどみがない。

美しい景色を探すセンスも優れていて、それをコメントで上手く盛り上げる力もある。

かなりの芸達者だと思うのだが、本業の役者ではパッとしてないみたいだ。
思い切ってこういう仕事をメインにしたほうがいい気がする。

取材先を見ていて良いセンスしてるし、笑顔の雰囲気が良い。遊び人の空気が漂っていて、それは一般社会だと評価されないけど、こういう仕事ならプラスだからね。

ランニングの番組ってことで、真面目に走っちゃう人がいるのですが、それは違うんですよねー。
それだとスポーツ番組になっちゃうので。

旅ランは、力を抜く時間があったほうがいいのだが、つるのさんはそこが上手い。

ランニングしながら街を散策する番組なので、当然ながら走れる奴が起用される、私はそう思っていた。

ところがある時、お笑い芸人の虻川美穂子さんが登場したのです。

画面に彼女が出てきて挨拶した時、「おい! 人選間違えてないか?」とびっくりした。

「この番組、けっこう体力に自信のある奴がやってるぞ、あんたいけるのか?」と心配になった。

虻川さんの身体つきを観察したが、たるったるっである。
ランナーの身体と程遠い。対極といっていい。

どうなることかと不安いっぱいで見始めたが、案の定、スタートしてすぐに息が切れ、汗がダラダラになった。

走りながら「綺麗な街並みだなー」とか「お、風格のある家ですね」とか「あの店、面白そうじゃん」とかコメントする番組なのに、聞こえるのは彼女のゼイゼイ言う荒い息だけ。

顔も汗でぐちゃぐちゃで、画として汚い。

走りのフォームも乱れてきて、街並みよりもそっちが気になってしまう。

見始めて5分で、「この人選、失敗だな」と痛感した。

ほかに引き受けてくれる人いなかったのかなー。それとも1回くらいそういう画も面白いと思ったのか。

途中から、虻川さんが完走できるかどうかが、私の注目点となってしまった。

この回は、どんな街を走ったか、全く憶えていない。
虻川さんの苦しそうな顔、乱れに乱れたフォーム、すれ違う人々の同情する顔と「がんばれー」という掛け声、それしか憶えていない。

とりあえず完走したが、それを喜ぶ番組ではないし、ただ絶句するしかなかった。

番組を続けていると、キワモノの回も出てくる。

マンネリ化した時にそれを打破しないといけないし、打破しようと挑戦してずっこける時もある。

だからまあ、そんな回だなと思った。1回だけ起きた事故だろうと。

それなのに! 数ヶ月したら、また登場しやがったんですよ。

で、本人も深く反省していたらしく、「今回は事前に走り込んできました」と冒頭に語った。

身体を見ると、たしかに多少引き締まっている。
ランナーとは言えないが、そこそこ動けそうな雰囲気がある。

走り出したら、スピードは遅いが、それほど息も切れずに進んでいく。
「この女、トレーニングしてきやがった」と、半ば感心し、半ば呆れた。

私の感覚では、この番組は走りの才能があるか走るのが好きな人がやればいいもので、トレーニングを重ねてやる番組じゃないと思うんだけど。

虻川さんがレギュラーなわけでもないし、走りが趣味の芸人さんに譲ればいい気がした。

でも、前回と違いバテバテじゃなくて取材にも力を入れられるようになると、彼女は話の聞き方が上手くて、住民と良い関係を築けていた。

つるのさんを除けば、住民とのやり取りは一番スムーズだった。
そこはお笑い芸人の強みかな。

それぞれのスタイルなのだが、住民とあまり触れ合わない人もいる。
触れ合いすぎると家族に乾杯になるので、バランスなんですけどね。あとは編集の仕方か。

えー、旅ランでけっこう文章量くっちゃったので、2回に分ける事にします。

次回はブラタモリとじゅん散歩を取り上げます。


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