沖縄県民投票で辺野古反対が圧勝
(2019.2.26~27.)

一昨日(9月24日)に沖縄で、米軍基地の辺野古移転について賛否を求める、県民投票が行われました。

この背景には、沖縄県が知事を筆頭にして米軍基地の縮小を求めているのに、安倍・自公政権が全く耳を傾けず、新基地建設を強行してきた事があります。

安倍・自公政権は、支持率が落ちてくると北朝鮮や中国や韓国を非難して、日本を守っている様に見せかけます。

その一方で、日本を占領し続けているアメリカ軍を、正義の軍隊と持ち上げ礼賛します。

そうしてアメリカ軍は正義の軍隊だから、どれだけ核兵器を持ってもいいし、在日米軍基地を拠点に日本人の人権を無視して活動してもいいと言います。

安倍・自公政権の支持層は、親米、反韓・反中国の色彩が強い。

ところが最近は、ボスのアメリカが北朝鮮や中国と親密になっているので、一貫性を保てなくなってます。

実のことろ、彼らにはアメリカの言いなりになるという一貫性しかありません。
それは、観察を継続していれば誰でも気付くはずです。

これまでずっと彼らは、「北朝鮮と中国は危険な国だ、だからアメリカと連携して戦っていく。日本は危険な状況にあるから、アメリカから高額な兵器を言い値でも購入しなければならないのだ。」と主張していました。

だが、状況は変わりました。
なんと、アメリカ大統領と北朝鮮の指導者が、笑顔で握手し、平和条約を結ぶ方向で交渉を始めたのです。(私は、この点ではトランプ大統領を高く評価しています)

米中関係も、たまにギスギスしていますが、長期的に見れば経済の結びつきを中心に良好です。
中国の富裕層はアメリカに移住したり、アメリカに資産を移したりしているのですが、それを見れば表では何を言ってても裏では手を結んでいるのが明白です。

本来ならば、この国際情勢の新展開に、日本も加わらなければなりません。

ところが親米保守の人々は、何も新しい動きが出来ません。

彼らは本音では「アメリカに裏切られた」と思っているのだろうけど、ボスに対しそれは絶対に言えないので、ただ下を向いて「前の状況に戻らないかな」と考えています。

振り返ってみると、トランプ政権が金正恩と平和に向けた交渉を始めた時に、日本の親米保守派が必死になって止めたのも異常でしたね。

朝鮮戦争以来、60年以上も(終戦にならず)停戦の状態で、朝鮮半島が真っ二つに割かれて緊張状態にある事こそが問題なのに、それを維持させようと必死になっているのだもの。

安倍・自公政権がアメリカに付き従うだけの存在なのは、北朝鮮からミサイルが飛んでくる可能性が激減したのに、アメリカから言い値でぼられていると知りながらミサイル防衛兵器を買いまくっている事によく現れています。

あれは、日本のためではなく、アメリカに貢ぐためなんですよね。
あとは日本の防衛産業の儲けため。

歴史を学ぶと分かるのですが、軍隊は民衆を守るために活動するのではなく、軍の利権(自分達の利権)と権力者の地位を守るために活動するものです。

これは真実なのですが、あまり歴史を学んでない人だとピンと来ないかもしれませんね。

日本の自衛隊も、本質は軍隊であり、色々と理屈をつけて自分達を美化していますが、国民を守るために存在しているのではないです。

米軍だろうが何だろうが、どこの軍隊も同じです。

これが理解できると、いま沖縄で起きている事がくっきりと見えるようになります。

防衛省(沖縄防衛局)が、沖縄県民の望みを無視して、赤土のデータ不正までして辺野古に土砂投入を強行しているのは、自分たちの利権のためです。

工事の受注とか色々と利権があるんです、
我が家が取っている東京新聞は、それをかなり明らかにしてくれています。

まあ、辺野古は軟弱地盤なのが明らかになり、基地建設できない事が確定しましたね。

『軍隊は、人々を守るために居るのではない。軍の利権と権力者を守るために居る。』
これを心に置いて世の中を観察して見て下さい。

そうすると視界が開けて、世の中で起きている事がきちんと理解できるようになります。

日本にある米軍基地は、アメリカが朝鮮半島やベトナムを攻撃する際に、拠点になりました。

中国やロシアを偵察(諜報)する拠点にもなってきました。

ぶっちゃけた話、日本を守るために基地があるのではなく、アメリカが戦争(経済戦争を含む)をするために存在しているんです。

在日米軍基地には、スパイを養成する場所もあり、ケネディ大統領を殺したとされているオズワルド(実際には殺していない)や、アメリカの盗聴網を明らかにしたエドワード・スノーデンも、在日米軍基地でスパイの訓練を受けていました。

もちろん在日米軍基地は、日本もスパイの対象にしていて、日本の占領を開始した時からずっと盗聴やプロパガンダを続けています。

スノーデンが明らかにしてくれましたが、在日米軍基地には無人攻撃機の操縦基地もあり、日本から操作した無人機がアフガニスタンやパキスタンなどで爆撃をし、殺人をしています。

そういう場所なんですよ、在日米軍基地って。

こうした事実は知らない人が多いのですが、沖縄は米軍基地がたくさんあり、米軍統治下で虐げられてきた歴史も長いから、知っている人が多いわけです。

沖縄県民が米軍基地の撤退を求めているので、反日と非難する人もいますが、沖縄の人々は真実をよく知っているだけです。

米軍の本当の姿を知っているのです。

沖縄の人々は本当の歴史を知っている賢い人々だから、辺野古に新たな米軍基地を造るという話は、「県民投票」で当然ながら反対が多数になると、私は予想していました。

安倍・自公政権は、家来(沖縄にいる自民党の市長ら)を使っていちゃもんをつけて、県民投票をぶち壊そうとしました。
その結果、「どちらともいえない」という選択肢が入るという意味不明な変更もありましたが、蓋を開けたら『反対』が72%と大多数を占めました。

投票率も52%となっていて50%超えをしたし、反対派の完勝といえます。

明確な意思表示になりましたね。

いま、『日本はなぜ、戦争ができる国になったのか』という本を勉強しています。

これを読むと、日米政府間の密約の多さに驚かされます。

このところ安倍・自公政権の出す統計が不正だらけだと分かり、大問題となっています。

振り返ってみると、モリカケ問題での公文書隠蔽や改ざんや偽証の数々、自衛隊の日報の隠蔽、裁量労働制にからむ労働時間のデータ不正など、「自公政権は嘘しかつかない」と言えてしまうほどの嘘の羅列ぶりです。

国民の多数を占める誠実な人々からすると、「なんであいつら、あんなに嘘をつくんだ?」と不思議に思えるのではないでしょうか。

『日本はなぜ、戦争ができる国になったのか』(矢部宏治著)と『創価学会とは何か』(山田直樹著)の2冊を読むと、その謎が解けます。

自民党と公明党の本質を理解でき、「なるほど、そもそもそういう組織なのか」と、自公の嘘つきぶりが納得できます。

ぜひ手に取り、日本政界の真の姿を知って下さい。

『日本はなぜ、戦争ができる国になったのか』は、私にとっては良質の歴史書です。

本当の戦後史がそこにはあります。
歴史好きの私には、たまらない本です。

だから勉強中です。
そのうちこのウェブサイトで抜粋して紹介しますね。

沖縄の県民投票では、県民たちの気持ちが十二分に示されました。

日本政府の圧力に屈することなく、勇気を持って自己主張しました。
沖縄県はいま、日本で最も目覚めた人々が多くいる場所です。

偉大な行いを、私は目撃しました。
私はあなたがたを称賛し、「覚醒率、都道府県1位」と認定します。


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