ウェブサイトをSSL化しました
(2020.12.24.)

1ヵ月半ほど前に、このウェブサイトをSSL化(https化)しました。

前々からいつかやろうと思っていたのですが、かなり手間がかかりそうで先延ばしにしてました。

しかし、SSL化してるかどうかで、グーグルでの検索結果にも影響が出るとの事であり、ついに着手した次第です。

私は現状、ホームページビルダー19を使って、このサイトの記事を作ったり公開してます。

で、サーバーはホームページビルダー・サービスというものと契約してます。

ビルダー・サービスがSSL化に対応しているのは、ずっと前から知っていたので、手続きに着手したところ、コントロールパネルからボタン1つで簡単に出来ました。

SSL化というのは、自分のサイトのアドレスを、それまでのhttpだけではなく、httpsのものも加えるものです。

なので、手続き自体はとても簡単でした。

ところが、自分のサイトをグーグルで検索すると、これまでのhttpでヒットし、httpsの方で出ないのです。

要するに、httpからhttpsに移行させる必要があり、そのための作業が必要なのです。

私はホームページビルダー・サービスにメールをし、どのように移行作業をしていけばいいかを、質問しました。

そうしたところ、すぐに返事が来たのですが、丁寧な言葉使いをしてましたがその内容は「あなたが自力でやって下さい」でした。

具体的に書くと、「リダイレクトの設定をしなければならないが、それはこちらでは操作できないので、あなたが自分で調べてやって下さい。ネットにその情報が沢山あります」との返事でした。

かなり冷たい対応だと思いましたね。

ビルダー・サービスは、SSL化できるのをかなり宣伝しているのですが、実際にやるとなると、サービス利用者がほとんどの作業を自力で行わなければならないわけです。

正直なところ、こういう対応が、今は世の中に氾濫してますねえ。

どの企業も、商品やサービスを売る時には丁寧に応対し、そこには人員とエネルギーを注ぐが、トラブルへの対応には人員もエネルギーも注がないのです。

結果として、トラブルが起きた時や、面倒な事が発生した時、企業側はメール1つで対応したり、「それはあなたが解決して下さい」と言ったりする。

冷静に考えると、とんでもない話であり、許される事ではないと思います。

私は大いに腹が立ちましたが、仕方がないので、自分でネットを使って様々に検索をして、SSL化に必要な作業を勉強していきました。

そうしたところ、各社によって必要な作業が違うことや、ワードプレスを使っていれば作業が違うとか分かり、そもそもからしてリダイレクトのやり方に色々とあると知りました。

それで、私の使っているホームページビルダーだと、どういう作業をすればいいかという事になり、それを検索してみたのですが、なかなか見つけるのに苦労しました。

ノートにとりながら、1つ1つ勉強していきましたが、勉強には時間も体力もかかり、しんどい事になりました。

はっきり言って、かなり大変ですね。SSL化するのは。

それなのに、凄い簡単みたいに、ビルダー・サービスは宣伝している。
「誠意が無い!」と思いました。

しっかりと考えてほしいな、ビルダー・サービスを経営しているジャストシステムは。

ここからは、私が勉強して行った作業を書きます。

結果としては、リダイレクト設定に成功して、今ではグーグル検索するとhttpsの方でヒットするようになってます。

私の場合、ワードプレスではなく、HTMLでページを作ってます。
なので、それでの作業になります。

まずですね、ホームページビルダーにおいて、サイトをhttpsにする必要がありました。

ビルダーには、ビジュアルサイドビューというのがあり、サイト全体の形を目視できます。

それで一番左にあるトップページを見ると、httpのままなのです。

これを、httpsに更新するのです。

作業手順は、まず上にあるメニューから「サイト」を選び、そこにある「サイト一覧/設定」を選びます。

するとサイトの編集ができるので、サイトのURLをhttpからhttpsに変更します。

これを行うと、更新作業に入り、私の場合だと2分くらいで全ページがhttpsに書き替わりました。

私のサイトはページ数が多いのですが、自動でババババーッと書き替えられていき、大変に便利な機能であると感心しましたね。

私はサブサイトを作っておらず、作業が楽だったのかもしれません。
サブサイトがあるとどうなるのかは、分りません。

で、サイトのURLがhttpsになったら、今度はサイトマップを作成し直します。

まず「sitemap.xml」を削除します。
私の場合、パソコンのドキュメントを開いて、そこにある「sitemap.xml」を削除しました。

そしてビルダーの上にあるメニュから、「サイト」を選び、「サイトからXMLサイトマップ作成」を選びます。

それで作成できました。

ただし、グーグルのサーチコンソールにてサイトマップをアップロードしようとしたところ、なぜか出来ませんでした。

この問題は、現在でも解決してません。

とりあえず、これでホームページビルダーの設定更新は完了しました。

ここまでの作業くらいは、ビルダー・サービスに質問した時に、説明してほしかったです。

それでこの後、リダイレクトの設定作業に入りました。

これが難しくて、色んなウェブサイトに足を運んで勉強し、さらにユーチューブで動画までいくつも見ました。

しかし、ほとんど全てがワードプレス使用者向けの解説で、私にとっては出来ない方法でした。

それで、とにかく「.htaccess」という特殊なファイルをサイトのトップフォルダに置かなければならないのですが、このファイルは改行コードが「LF」という変わったものだと分りました。

それで、テキストエディタを使ったほうがいいと解説されていた。

テキストエディタを使った事がないので、それも勉強する事になりました。

最終的に、ジャストシステムのホームページビルダーについて書かれたページにある、「.htaccess」の編集の仕方を使うことにしました。

私のサイトには「.htaccess」は置かれてないのですが、その編集作業を行ったら、「.htaccess」が新しく設置されるのではないかと考えたのです。

具体的な手順は、ビジュアルサイドビューで左上に表示される「フォルダ」を選びます。
そしてトップフォルダにカーソルを合わせて、右クリックします。

そうすると「アクセス制限の設定」があるのでそれを選び、編集を選んで、301リダイレクトの記述を書き込みました。

これを行ったところ、予想通りに「.htaccess」がトップフォルダに置かれました。

さっそく「.htaccess」をサーバーにアップロードしてみたのですが、残念な事に、私のサイトの全ページが「サーバー・エラー」の表示になり、見られなくなりました。

衝撃を受けたのですが、「.htaccess」から301リダイレクトの記述を消し、何も書いてない状態にしてアップロードしたら、全ページが表示されました。

それで考えてみたのですが、CSSの作成時に、改行をやったつもりでも改行扱いにならず、変な表示になる事がありました。

その経験を思い出し、「.htaccess」の記述の最後に改行を入れるだけでなく、一番最初の、記述の前の部分でも改行してみました。

そうしたら、今度はページがちゃんと表示されました。

最後にリダイレクト・チェッカーというのを使って、きちんとリダイレクトされているかを確認したところ、httpからhttpsにリダイレクトされているのが分りました。

以上のように、SSL化はかなり大変な作業でした。

私の場合、知識ゼロから行ったのもあり、上に書いた全行程を終えるのに、1ヵ月くらいかかりました。

リダイレクトって何? 「.htaccess」って何? という所からスタートしたので、えらい時間がかかってしまいました。

はっきりいって、途中での疲労がハンパでなかったです。

その分、達成感もありました。

現在では、多くのサイトがSSL化されて、鍵マークがアドレスに付く状態になっています。

ようやく私のサイトも、その仲間入りをしたのですが、これで検索の上位に行きやすくなるのかは、正直分かりません。

私としては、鍵マークがあるかどうかという、ページの内容の質と全く関係ない所で、検索で不利になるのも癪なので、対応しました。

私の見るところ、インターネットの検索結果は、ネットのビジネス化が進んだ結果、面白い内容のページよりも、外面だけ整えたページが上位に来る事が多くなっています。

10年くらい前だと、このサイトみたいな、個人で作成した見映えのしないウェブサイトも、面白い内容ならは検索すると何ページ目かに居ました。

それが現在では、SSL化だとかモバイル対応だとかで、検索から弾かれてしまっているのではないでしょうか。

結果として、ネット空間から個性を感じにくくなったと思います。

SSL化の勉強を通じて、検索エンジンがネット空間に与える影響の大きさに気付かされました。

で、検索エンジンに弾かれるのも悔しいので、このサイトのモバイル対応を検討する事にしました。

とりあえずビューポートというメタタグを設置してみる事にしました。

これは次回の日記で書こうと思います。


日記 2020年10~12月 目次に戻る