ウェブサイトを改修中です
(2020.12.27.)

『村本尚立のウェブサイト』は、いま改修の真っ最中です。

1ヵ月前から取り組んでいて、現在は半分くらいのページの改修を終えました。

このサイトは、いつの間にかページ数が2千くらいになっています。
それを1ページづつ直しているのですが、えらい時間がかかります。

改修作業を終えるのにあと1ヵ月を見込んでいて、来年の1月末には終えたいと思ってます。

改修の内容なんですが、ビューポートというメタタグを設置して、モバイル(スマホ)への対応をします。

加えてスマポで見やすいように、文字サイズを大きくします。

さらに、ページの最下部に置いている、目次に戻るリンクを、クリックしやすいように本文と距離をとる位置に移します。

この3つを、来年1月末までに全ページに行うのが、当面の目標です。

ウェブサイトのモバイル(スマホ)対応は、ネットで検索したところ、大量に解説しているページがありました。

で、時間をかけて勉強したのですが、ビューポート・タグを設置して、さらに@mediaというものをCSSに書き込むのが最良と知りました。

しかし@mediaの方は、難易度が高くて、そこをいじると調整に時間がかかりそうです。

なので、とりあえずビューポート・タグだけをやる事にしました。

このウェブサイトは、パソコンで見る人をイメージして作成してます。

これを専門用語だと、「PCファースト」と呼びます。

これに対してスマホで見る人を重視するのは、「モバイルファースト」といいます。

私は強度の「PCファースト」なので、今までモバイル対応をしてきませんでした。

ところがこの5~10年くらいで、一気にスマホが普及した結果、検索エンジンがスマホ対応していないサイト(ページ)の評価を落とすようになりました。

それで私のサイトが、グーグル検索でヒットしなくなりました。

私のサイトはビジネス目的ではないし、アクセス数を気にして記事を作成しているのでもありません。

だから、検索で上位に来なくても気にしなかったのです。

しかし、世の中がスマホ中心になり、聞くところによると若者にはパソコンを持たず、スマホだけを持つ人もいるらしい。

3ヵ月くらい前に、私はグーグルの検索を使って、色々なワードで検索をかけてみました。

すると、以前だと私の書いたページが上位に来ていたワードでも、全くヒットしませんでした。

私の書いたものよりも内容の薄い他者のページが上位にきて、私のページが下位にも見当たらないのに、大ショックを受けました。

検索して5ページ目くらいに居たワードでは、そこには居なくなっているだけでなく、もっと後ろの方を探しても居ませんでした。
なんと、私のページが見つかりませんでした。

こうなると、さすがにキツイ。

「このままでは、このウェブサイトを作成している意味がないな」と思いました。

検索して下位でもヒットすれば、見てくれる人もいるだろうけど、出ないのではどうしようもない。

私は真剣に考え込まざるを得ませんでした。

サイトのアクセス数を増やすためのツール(分析用のツール)として、グーグルのサーチコンソールがあります。

その存在を思い出し、他の人々も「それを参考にするように」とサイト運営のコツとして語っているので、数年ぶりにログインしてみました。

すると、クローラーがモバイル用に変更されていて、モバイル対応しているかを判定する機能もあり、「モバイル推し」が凄かったです。

サーチコンソールの各種データを見ていくと、私のサイトは「モバイルフレンドリーではありません」との評価でした。

PCで見たら問題なしだが、モバイルで見ると問題だらけだと言うのです。

モバイル対応できていないページ(私のサイトの全ページ)を列挙して、「ビューポートが設置されてない」とか「文字サイズが小さすぎる」とか「要素が近すぎる(リンクが近い)」と、ダメ出しの嵐でした。

冷酷なダメ出しに満ち満ちた、私のサイトの分析結果を眺めていて、このサイトを作ってきた8年の歳月を否定された気がしました。

「お前にそんな事言われる筋合いじゃないぞ、たかがロボットのクローラーのくせに何様なんだ! 引っ込んでろ、この野郎!」と、激しい怒りが湧いてきました。

私が真摯な気持ちで作成し公開しているウェブサイトを、私の知らぬ間に、一言かける事さえなく巡回してモバイルとの相性を調べ上げ、ダメ出しの嵐を浴びせてくる。

とんでもない奴だと、腹立たしかったです。

「なめとんのか、グーグル」と、不信感で一杯になりました。

その評価がグーグル検索に影響しているというのだから、グーグルのやりたい放題ではないかと思いました。

いま、グーグルなどの大企業が、アメリカで独占禁止法に違反していると訴えられています。

その問題の深刻さが、皮膚感覚で分りましたね。

ものすごい社会への影響力を持ち、それを人々が気付かないレベルでも行使しているのだと分りました。

グーグルの場合、検索結果という形で。

世の中の裏側を見た気がし、ネット社会の持つ偏りに、しばし絶句しました。

しかし数日すると気持ちが落ち着いてきて、根が温厚なので怒りも鎮まってきました。

そこで、とりあえず現状で私のウェブサイトが、スマホだとどう見えるのかを確認してみようと思い立ちました。

私はスマホを持ってないし、一緒に暮す家族も持ってません。

私はどうしてもスマホを好きになれず、まだ一度も持った事がないし、誰かのをいじった事すらありません。

だから、スマホで自分のサイトがどう見えるかを、確認した事がありませんでした。

ネットで調べたところ、グーグル・クロームの「デベロッパー・ツール」というものを使うと、自分のサイトが様々な機種でどう見えるか分かると知りました。

で、デベロッパー・ツールについて、ユーチューブの動画等を見て勉強しました。

何の知識もなくデベロッパー・ツールを起動しても、全てが英語なのでチンプンカンプンです。

ある程度の知識を持たないと、操作できません。

そうしてデベロッパー・ツールで確認したところ、私のサイトは確かにスマホだとおかしな表示になり、とても楽しめるものではありません。

サーチコンソールの言い分が理解できました。

しかし、サーチコンソールの指摘の仕方は、本当に冷たいです。
人間じゃないから、人間味を求めるのも変な話なのですが、冷たい対応すぎて、助言というよりもダメ出しに感じてしまいます。

プログラムを作るのは人間なのだから、もう少しくらい丁寧なものに仕上げられないものか。

「あなたのウェブサイトは素晴らしく、私は何度も足を運んで愛読しています。そうしたところ、モバイルでは見づらい事に気付きました。私なりの助言をするので、考えてみて下さい。」

これ位の相手を思いやる気持ちが、必要なのではないか。

時間と労力をかけたサイトに対する、敬意が欲しい。

サーチコンソールが上に書いた丁寧な言葉使いで来たら、こっちだって「わざわざの助言に感謝する。いつもネットの巡回ご苦労さま。」くらい言うじゃないですか。

それが触れ合いってものじゃないのか。

スマホで変な表示なると分かったので、改善するためどうすればいいかを調べました。

そうして、まずビューポートのメタタグを加えるのが、モバイル対応の基本と分かりました。

試しにサイトの1ページに加えたところ、デベロッパー・ツールでスマホ表示を見るとサイトのサイズが良い感じに縮小されて、変な表示ではなくなってます。

さらにページの文章の文字サイズを大きく変えたら、スマホでも何とか見ていけそうな状態になりました。

それで、「これで行ってみよう」と決断したわけです。

残念ながら、文字サイズを大きくするとデベロッパー・ツールで見る限りではスマホで読めそうなのですが、サーチコンソールはまだ「文字サイズが小さい」と言い続けてます。

どうやら@mediaを使って「ブレイクポイント」を設定しないと、サーチコンソールは認めてくれないようです。

これは、最初の方で言及しましたが、かなり知識と調整の手間がかかりそうなので、後回しにします。

以上のように、色々と勉強した結果、このウェブサイトはモバイル対応の改修作業に入りました。

この作業がとても大変で、なかなか新しい記事の作成に時間を割けません。

10月19日に書き始めた『山本七平の周期説を今に当てはめてみる、日本政治を語る②』の日記も、放置状態になってます。

今年中に『山本~』を完成させたいので、これから数日かけて書き上げようと思います。


日記 2020年10~12月 目次に戻る