本日は東日本大震災からちょうど10年です。
あの時は福島原発の大事故があったために、私の住む神奈川県も大混乱でした。
私にとっては、震災よりも原発事故の印象が強いです。
津波がワッーと押し寄せる映像やその被害にも衝撃を受けましたが、その後に報じられた原発事故・爆発のほうがとにかく凄いインパクトでした。
明らかに福島原発がヤバイのに、大丈夫だと言う識者がテレビに出てたり、政府が報道管制を敷いて詳細を報じないとか、ホントにめちゃくちゃでしたね。
結局、あの時でしょうね、「テレビなどのマスメディアは信用できない」「情報を仕入れるのにインターネットを中心にする」という流れが出来たのは。
今では、若い人は全然テレビも新聞も見ないと言われるところまで来ました。
テレビ人とか新聞人は、「ネットばかり見るのは危険だ」とか「ネットの情報精度は低い」と言うのですが、ちょっと待てと。
あの時にちゃんと報じたかと。
国民は皆、ネットで放射能汚染の状況や現地の人の声を調べたんですよ。
私もあの時から、インターネットを使う時間が著しく増えました。
それまではネットなんて毎日見る状態じゃなかったです。
今のコロナ・ウイルスや、東京オリンピックの情報も、けっこう裏情報的なものはネットに多いですよね。
もちろんインチキの情報もあるけど、自分で真贋を見究めればいいし。
このウェブサイトの改修作業は、一歩づつ進んでます。
『原発は要らない』や『新時代エネルギー』のページは、もう改修を終えたのですが、読み返してみて面白いので、久しぶりにこういうページも更新しようかなーと思ってます。
大切な事ですよね、再生可能エネルギーの普及とか、脱原発は。
良き未来に繋がる、忘れてはならないこと。
東京オリンピックなんて、どうでもいいし。
東京オリンピックは、『海外からの客を一切呼ばない事が決定した』と、昨日に報じられました。
どういう事? 日本人だけで会場を埋めるのか?
常識的に考えて、中止にすべきでしょうが。
見ていると、ごく一部のオリンピック利権に深く関わる人達が、ごり押しで無理矢理に開催しようとしています。
とりあえず、東京オリンピックで外国人観光客から金をまき上げようという日本のビジネス計画は、ご破算になりましたねえ。
「日本人の持つ、おもてなしの心」とか美化して、お祭り気分で財布の紐が緩んだ人々からガッポリせしめようとしたわけですが、完全に破綻しました。
私は、東京オリンピックをずっと懐疑的な目で見てきたので、むしろ嬉しいですね、この計画破綻は。
日本全国に轟く音量で、高笑いしたい位です。
「おもてなし」というのは、見返りなしで相手を歓待するものだと思うわけですよ。
外国人観光客をあてこんで、それに対する商品やサービスを開発し売るのは、単なるビジネスで、おもてなしではありません。
ビジネスなのに、「おもてなし」と称するところに、インチキを感じるわけです。
「東京オリンピックを観に来る外国の方には、無料で食事や宿泊を提供します」というなら、おもてなしなんですけどね。
それなら筋は通るけど、そうじゃないから。
10年前に原発事故から節電の日々になった時、「これで経済成長だけに目を向ける日本人は目を覚まし、無駄な消費や生産や乱開発を見直して、謙虚さを取り戻せるかも」と思いました。
しかし、すぐにあの体験を忘れ去って、東京オリンピックで金儲けする事に奔走する人々で出てしまった。
それで「東京オリンピックで国民の心を1つにしよう」といった、たわ言がマスメディアで流れる様になりました。
福島などの地方を置き去りで、東京だけが次々とビルやホテルを乱立させて、外国人客を当て込んだ新商品も開発していく。
自公政権はそれを、「観光立国」だと言う。
これをビジネス・チャンスと見て、流れに乗ろうと画策する地方都市もいました。
東京オリンピックが破綻した今、再び目を覚ます(大切な事を思い出す)チャンスが訪れました。
次はどれだけの人が目覚めるのかな。