(『修復士とミケランジェロとシスティーナの闇』青木昭著から抜粋
2003年9月上旬にノートにとり勉強)
ミケランジェロの生没年は、1475~1564年(享年89歳)。
ミケランジェロは、システィーナ礼拝堂の天井画は、1508年5月(30歳の時)に着手。
1512年10月に完成した。
祭壇画・最後の審判は、1535年9月(60歳の時)に着手し、41年10月に完成。
1980年6月に、同礼拝堂の壁画のテスト洗浄が行われる。
81年2月に本格的に修復を開始。
89年10月に天井画の修復終了。
1990年4月~94年2月に、最後の審判の修復が行われた。
ミケランジェロの生きたルネサンス期は、神の概念は幅広いものとなり、神を意識しない地域や時代においても、神の恵みは振り注いでいるとの思想が普及した。
神を知らない古代の巫女の宣託も、無意識のうちに神の言葉を述べ伝えたものだと考えるようになった。
古代の哲学者であるソクラテス、プラトンらも同様に解釈され、注目される様になった。
(2024年12月20日に作成)