(『北朝鮮の真実』重村智計著から抜粋)
朝鮮半島は、どうして分断されたのか。
ソ連は、第二次大戦の当時は、日本と「不可侵条約」を結んでいた。
ところがアメリカのトルーマン大統領は、ソ連の指導者スターリンに対日戦争への参戦を求めた。
ソ連は1945年8月9日に、日本軍への攻撃を始めて、朝鮮半島にも侵攻した。
ソ連の参戦がなければ、朝鮮の分断は起きなかっただろう。
だから分断の責任は、アメリカ、ソ連と、後に朝鮮戦争を始めた金日成にある。
朝鮮半島に侵攻したソ連軍は、北緯38度線で侵攻を止めた。
なぜ38度線で侵攻を止めたかは、長い間の謎であった。
アメリカのディーン・ラスクが、「自分が、38度線を米ソの分割線にした」と告白して、謎が解けた。
ソ連の侵攻を知ったアメリカは、直ちに「どこまで侵攻を許すか」を検討した。
その中心に、ラスク少佐がいたのだ。
ラスク少佐らは地図を見て、「38度線が朝鮮半島の真ん中に当たる」と判断し、そこで分割統治する事をソ連に提案した。
ソ連が受け入れたために、分割が確定した。
○村本尚立のコメント
こんなふざけた理由で、朝鮮半島はもう60年以上も分断されているのです。
韓国は、もっとアメリカに怒った方がいいと思います。
(2013.7.5.)