(『韓国歴史地図』から抜粋)
日本は、1910年から『土地調査事業』を行った。
土地の所有者に申告をさせ、申告されなかった土地は朝鮮総督府の所有となった。
旧大韓帝国の国有地も、朝鮮総督府の所有となった。
朝鮮総督府は、この土地を『東洋拓殖株式会社』や日本人移住者に安く売り払った。
東洋拓殖株式会社は、調査事業後には朝鮮で最大の地主となった。
同社の所有地は、1910年度には1万ヘクタールだったが、調査事業後には7万ヘクタールを上回った。
耕作していた農民たちの耕作権は、いっさい認められなかった。
土地調査の結果、多くの農民が土地を奪われ、都市に移動したり海外に移住したりした。
(2013.4.18.)