山越、南蛮とは(南方の非漢民族)(以下は『司馬炎』福原啓郎著から抜粋)
漢朝や三国志の時代、中国南東部にある揚州の南部や、江州の山岳地帯には、山越また宗部(そうぶ)と呼ばれる非漢民族がいた。
彼らは孫呉に討伐されて、孫呉の兵士にさせられた。
孫呉の兵士20余万人のうち、十余万人が山越だったという。
中国の西南地方(南中)には、「西南夷」と呼ばれる非漢民族が住んでいて、諸葛亮が南征して服属させたのがこの人々である。
西南夷や山越は、中国の南部に住んでいたので、「南蛮」と総称された。
(以上は2025年11月26日に作成)