(『サッカーキングのHP』から抜粋)
ハリルホジッチ監督の初陣となった2015年3月27日のチュニジア戦で、2-0で勝利した日本代表。
翌日に、キャプテンとしてフル出場した長谷部は、こう述べた。
長谷部
「今、自分たちが取り組んでいるのは、裏への速い攻撃。
遅攻は今までやってきたものがあるし、ボールポゼッションに関しては自信もあるんで、1タッチ2タッチの速いプレーをトライしていく時期。
監督の言うこと(縦に速く)を、やり過ぎる位で良いと思う。
チュニジア戦では、球際で闘う部分などで、強度は今までよりも上がっていた。
全体としては凄く良い守備ができていて、そこに一番手応えがありました。」
続く3月31日のウズベキスタン戦では、日本は5-1で勝利した。
試合後に香川真司らは、こう述べた。
香川
「もっと厳しい試合でないと分からない事があります。
(戦術は)ドルトムントと共通している所はたくさんある。
若い選手も出てきて結果を残したし、良いチームになってきていると思う。
個人的には、最後のところで相手の脅威になれるようになりたい。」
内田篤人
「2連勝したけど、1失点は要らなかった。
ああいう1点をつめていくかは監督次第。
自分達はつめていくんだけど。
ブラジル代表だったら、たぶん失点しないからね。
彼らは、3~4点取ったら、いなして遊ぶ。
俺らは何回もやられてるから。
ハリルホジッチ監督の言っている事は、本当にスタンダードだと思います。
細かく要求してくるけど、ヨーロッパのクラブチームではもっと高く要求してくる。
俺は毎日やってるから、『別に普通じゃん』と思う。
やっとパスとか速くなってきたけど、(自分の所属チームの)シャルケの方がもっと速いからね。
意識が変わってきたのは、すごく良い事だと思います。
大事なのは、負けた時やうまく行かない時。
そこで俺らも監督もどうするかが一番大事。」
本田圭佑
「(目指しているのは)あの速さでサッカーをしつつ、正確さを求めていくこと。
正確さを求めるがゆえにスピードを落とす事ではない。
ブラジル代表なんかは、あの位のスピードなのに、本当に質が高い。
インテンシティの高い中で、テクニックにこだわれば、かなり向上の余地がある。
トライしていく事が新鮮だし、楽しみな気持ちで一杯です。
(1失点については)あそこで失点するならば、大事な試合でも失点してしまうと思う。」
(2015年12月29日に作成)