(『Number 692号』から抜粋)
2007年11月16日にイビチャ・オシム代表監督が病気で倒れ、同日の午後に日本サッカー協会の川淵キャプテンは緊急会見をした。
急性の脳梗塞で、集中治療室に入っていると報告された。
オシムは16日の未明に突然倒れて、病院に搬送されたが、意識のはっきりしない状態が続いた。
彼は66歳である。
11月25日にW杯予選の抽選会が行われる予定で、もうすぐW杯予選が始まる時期である。
オシムが復帰できないケースも想定しなければならない。
反町康治U-23代表監督の昇格や、Jリーグの監督の引き抜き、海外からの招聘も考えられる。
サッカー解説者の信藤健仁はこう話す。
「オシムは2~3年後を見据えた選手選考をしていた。
もし外部から監督を呼ぶなら、新監督はオシムの流れを汲まずに、今トップの選手を集めるかもしれない。
協会は難しい決断を迫られることになる。」
(2024年5月10日に作成)