(以下は『Number 2005年4月7日号』から抜粋)
🔵ウェイン・ルーニー
まだ10代のルーニーだが、すでにイングランド代表に定着している。
彼は癇の強さが有名で、ラフプレーを受けるとすぐに報復する。
その一方で、ゴールを決めた時はクールに振舞う。
派手なアクションをすることは、めったにない。
シュートを外した時も冷静である。
ルーニーが小学生の時に指導したコーチたちは、こう話す。
「普段はおとなしいが、ピッチに出ると人が変わる。
ピッチに出ると戦士になり、指示してない事を始める。
でも意外なくらい頭が切れる。」
(以下は『フットボリスタ 2007年2月21日号』から抜粋)
🔵ジョーイ・バートン
ジョーイ・バートンは、2007年2月7日の親善試合で、イングランド代表にデビューした。
ちなみにこの試合、相手はスペインだったが良い所のないまま0-1で負けた。
このところイングランド代表が弱いのもあって、オールド・トラッフォードにつめかけたファンは激しいブーイングをチームに浴びせた。
ジョーイ・バートンはマンチェスターCの選手だが、問題児タイプで、1軍デビューから4年弱でクラブに支払った罰金は2500万円近くに上っている。
2シーズン前には、クラブ主催のクリスマス・パーティで、火のついた葉巻をチームメイトの目に押しつける事件を起こした。
その後も深夜のドライブ中に人身事故を起こした。
昨シーズンには、ジョーイ・バートンの弟が殺人罪で刑務所入りした。
この時は、彼はテレビで弟に自首を呼びかけたが、誰の目にも痛々しい姿だった。
バートンは口も悪い人で、イングランド代表について「ジェラードとランパードのコンビは機能しない」「W杯で何の成果も残せなかったくせに、自伝を出版した奴がいる」と語っている。
そんなバートンを呼んで代表デビューさせたスティーブ・マクラーレン監督は、招集理由を「人間的に成長したから」と述べた。
だが彼は、2006年9月にはエバートンとの試合後、野次をとばした客席に向けて尻を丸出しにし、罰金と厳重注意を受けている。
(以下は『フットボリスタ 2007年9月12日号』から抜粋)
EURO2008の予選が進行中だが、グループEにいるイングランドは、ルーニーが骨折、ベッカムとランパードは負傷離脱し、ジェラードもケガを抱えている。
ケガから復帰したハーグリーブスは、チームにフィットしていない。
8月末のドイツ戦では、オーウェンとスミスの2トップを試したが、オーウェンはケガ明け、スミスはニューカッスルでは中盤でプレーしており、両者の動きは悪かった。
ジョンソンとデフォーの控えFWも調子が悪い。
(以下は『フットボリスタ 2008年4月2日号』から抜粋)
サッカーのイングランド代表が、EURO2008の予選で敗退した。
直後にマクラーレン監督は解任され、イタリア人のファビオ・カペッロが新監督に選ばれた。
カペッロにインタビューすると、次のように語った。
「イングランドの選手たちのレベルは高いので、EUROで予選敗退したのは精神的な問題だろう。
あとは、彼らは新しい戦術について学ぶ必要がある。
代表監督とクラブチームの監督は、全く違う。
クラブの監督は選手と毎日顔を合わせて会話できるから、チームの細かい問題も解決できる。
だが代表は、時間は数日しかない。
だから代表監督にできるのは、共有できる目標を定めることだ。
共通の価値感を築いていきたい。
私は規律に忠実なチームを作りたい。
親善試合では、様々なフォーメーションとメンバーを試すつもりだ。
GKではジョー・ハートに注目している。
私は常に、4-4-2が最高のフォーメーションと考えて使ってきた。
だが代表は数日しか練習できないので、選手たちには普段と同じポジションでプレーしてほしい。
だから別のフォーメーションも考えている。
大切なのは、選手が最高の力を発揮するポジションを把握することだ。
そのためクラブチームの試合の視察に力を入れている。」
(以下は『フットボリスタ 2010年8月25日号』から抜粋
2012年9月25日にノートにとり勉強した)
🔵ポール・スコールズについて
スコールズは代理人を持たず、めったに人に電話番号を教えない。
試合が終わると、ヒーロー・インタビューも敬遠して家に帰る。
EURO2004を最後に代表を引退したが、理由は家族とすごすためだった。
ルーニーが現れるまでは、イングランド代表で最も強烈で正確なキックの持ち主だった。
タックルの下手さは有名で、ファウルになる事が多い。タイミングが悪い。
ジダンは「同世代ではスコールズが最高のMFだ」と言っている。
(2024年7月8日に作成)