(以下は『フットボリスタ 2007年2月21日号』から抜粋)
バイエルンは、成績不振でマガート監督がクビになり、かつてバイエルンを率いたヒッツフェルトが監督に復帰した。
現在はドイツリーグで4位にいて、来季のCL出場権(3位以内)が危うくなっている。
バイエルンは、2006年8月にバルセロナから加入したファン・ボメルが、ドイツが堪能なのもあってチームリーダーになっている。
ファン・ボメルは、一昨季はPSVでCLベスト4、昨季はバルセロナでCL優勝と、実績がすごい。
そのためマガート監督の戦術に文句を言い、マガートをチーム内で孤立させて、クビに追い込んだ。
ヒッツフェルトは監督就任の当日に、ファン・ボメルとマカーイのオランダ人コンビを呼んで、「チームの軸になってほしい」と要請した。
すっかり大人しくなったGKカーンに対してヒッツフェルトは、「かっての熱を取り戻してほしい」と呼びかけた。
(以下は『フットボリスタ 2007年9月19日号』から抜粋)
ドイツ・リーグは、選手が監督に自分の意見をぶつける風潮があり、監督の立場が弱い。
例えば2006-07シーズンには、バイエルンのマガート監督に対して、ファン・ボメル選手が「あなたには戦術がない」と批判した。
そしてマガートはクビになった。
ドイツ・リーグでは、監督と選手が揉めた場合、監督が切り捨てられる。
ドイツは指導者ライセンスの講習が確立されており、監督の替えがいくらでもいる。
今ドイツ・リーグで最も解任されそうな監督は、ロストックのパーゲルスドルフ監督だ。
リーグ開幕から4連敗している。
パーゲルスドルフは、特定の代理人と結びついて、裏金を受け取っている疑惑があり、ファンからも嫌われている。
(以下は『フットボリスタ 2008年3月26日号』から抜粋)
ドイツリーグでどのクラブでも基本となる攻撃パターンは、一度FWにクサビのボールを当てて、そこでボールをキープしてからサイドに展開するものだ。
ドイツには屈強なDFが多いので、FWは後ろからガツンと身体を当てられてもボールをキープする強さが求められる。
ドイツリーグでは、パワフルな身体のFWが潰れ役になり、そのこぼれ球を決めるタイプが得点王になることが多い。
昨季の得点王のゲカスは、ファーサイドでクロスボールが流れてくるのを待ち、こぼれ球を決めるのが得意だ。
今季に14得点で得点ランキングのトップにいるトーニとゴメスは、身体の大きいタイプだ。
ドイツの2部リーグに今季、2つの金満チームが昇格してきた。
「SAP」の創業者がオーナーのホッフェンハイムと、浄水器メーカー「ブリタ」の社長がオーナーのベーエンだ。
今シーズン前にホッフェンハイムが選手獲得に投じたのは29億円で、監督もかつてシャルケを率いたラングニックを招いた。
(以下は『フットボリスタ 2008年4月2日号』から抜粋)
ドイツのボーフムにいる敏腕SDのクンツ(45歳)は、シーズン途中で2部リーグのカイザースラウテルンの会長に転職しそうだ。
クンツは、昨季に得点王のゲカスや、司令塔の小野伸二を格安でボーフムに連れてきた人である。
なぜ今クンツは、3部降格の危機にあるカイザースラウテルンに移籍するのか。
ボーフムのアルテゴール会長(72歳)は、クンツの有能さを恐れて、自分の独裁権力を守るためにクンツの契約延長を渋った。
だからクンツはクラブを離れるのである。
(以下は『フットボリスタ 2009年11月11日号』から抜粋)
バイエルンにいるロッベン選手のインタビューから抜粋
「僕は色んな国のリーグでプレイしたが、イングランド・リーグはテクニックよりもフィジカルの勝負となる。
スペイン・リーグはとても攻撃的で、戦術に大きな意味はない。
ドイツ・リーグは、1対1の局面の勝負が重視されている。
バイエルンには(ウイングタイプの)僕とリベリーがいるから、4-3-3の布陣だ。
でもリベリーを欠いたら、4-3-1-2になる。
システムは固定されていない。」
(以下は『フットボリスタ 2010年9月15日号』から抜粋)
◎夏のオフシーズンの選手移籍
〇シャルケ
メッツェルダー (29)←レアルマドリード
フンテラール(27) ←ミラン
ラウール (33) ← レアルマドリード
内田篤人 (22)←鹿島
フラード(24)←Aマドリード
ベスターマン (27)→ ハンブルグ
ボルドン (34) →アルヤーラン
アザモア(31)→ ザンクトパウリ
クラニィ(28)→ ディナモ・モスクワ
〇ドルトムント
香川真司 (21)←セレッソ大阪
〇コットブス(2部)
相馬崇人←マリティモ
(2024年7月9日に作成)