サッカーのブラジル代表の話

(以下は『フットボリスタ 2011年7月13、20日号』から抜粋)

もうすぐコパ・アメリカ2011年大会が始まるが、ブラジル代表は優勝候補の1つだ。

キャプテンはロビーニョで、彼は前回大会(2007年大会)では6ゴールをとり、得点王と大会MVPになっている。
(※この大会はブラジルが優勝した)

今大会のブラジルは、監督はマノ・メネゼスで、ロビーニョ、ネイマール、パト、ガンソの4人の「黄金カルテット」が期待を集めている。

ロビーニョは昨年夏にミランに移籍し、イブラヒモビッチと2トップを組んで、チーム最多タイの14ゴールをあげてリーグ優勝に貢献した。

ネイマールとガンソはサントスに所属し、コパ・リベルタドーレスで優勝したばかりだ。

またブラジル代表は、長年キャプテンを務めてきたルシオが、先日に代表に復帰した。

ブラジルは2010年W杯でベスト8に終わると、ドゥンガ監督が退任した。

ドゥンガは大柄で身体の強い選手を好んだが、現在のメネゼス監督は技術レベルの高い選手を好んでいる。

そのため2010年W杯のメンバーで今でも残っているのは、ジュリオ・セザール、ルシオ、ロビーニョの3人だけだ。

CBは、ミランで急成長したチアゴ・シウバがスタメンに定着した。

ガンソとパトは、負傷の回復途上だ。

期待を集める黄金カルテットの4人だが、4人が一緒にピッチに立ったのは2010年8月のアメリカ戦だけとなっている。

ゲームメイカーのガンソが左足の靭帯断裂で離脱すると、代役が見つからなかった。

またパトも故障が多い。

結果として、コパ・アメリカ前のオランダ、ルーマニアとの強化試合は、2試合でわずか1得点だった。

(2024年7月9日に作成)


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