(以下は『フットボリスタ 2007年9月19日号』から抜粋)
ユーロ2008の予選で、スペイン代表は2007年9月8日にアイスランド代表と戦ったが、1対1の引き分けとなった。
この試合を観て、小澤一郎は次のように分析した。
「スペインのアラゴネス監督は、この試合のダブル・ピボーテ(ダブル・ボランチ)にシャビとシャビ・アロンソを使った。
アラゴネスは、シャビ・アロンソをアルベルダと同じに『アンカー』と見ているが、シャビ・アロンソはシャビと同じ『オーガナイザー』だ。
シャビとシャビ・アロンソの2人だと、タイプが同じなので、守備で機能しない。
攻撃時にも、同じタイミングでボールに近寄っていくので、そこでボールを奪われると一気に2人が置き去りにされてしまう。
アルベルダだと、常に守備的で、カウンターに対する予知やポジショニングが出来ている。
アルベルダの代役を探すなら、今はCBをしているマルチェナがアンカーに適している。
私は、セスクとアルベルダのピボーテ・コンビが良いと思う。
セスクはダイナミックな攻め上がりと得点能力がある。」
(以下は『フットボリスタ 2008年3月26日号』から抜粋)
スペイン代表のアラゴネス監督(69歳)は、国民から信頼されておらず、批判を受け続けている。
アラゴネスは辞めるのを示唆したが、スペインサッカー協会の説得でEURO2008の終了まで残留となった。
サッカー協会は後任監督を探して、デルボスケ(57歳)に引き継ぐことがほぼ決定した。
(以下は『フットボリスタ 2010年10月6日号』から抜粋)
ダビド・シルバは、ウイングやアタッカーのタイプではなく、周囲と密接に絡んで活躍するタイプだ。
ショートパスやワンツーパスで活きる選手である。
(以下は『フットボリスタ 2011年6月22日号』から抜粋
2012年9月26日にノートにとり勉強した)
🔵スペイン代表の簡略史
1992年7月~98年9月は、クレメンテ監督が率い、36勝20分6敗だった。
「無敵艦隊」の異名を持つチームを作り上げたが、守備的なスタイルなので人気はなかった。
1998年9月~2002年7月は、カマーチョが監督。28勝9分7敗。
攻撃的スタイルだったが、2002W杯では疑惑の判定で負けベスト8止まり。
2002年8月~04年6月は、イニャキ・サエスが監督。
ユーロ2004はGSで敗退。
2004年7月~2008年6月は、アラゴネスが監督。38勝12分4敗。
パスサッカーのスタイルを確立し、2008ユーロで優勝した。
2008年7月からは、デルボスケが監督。
アラゴネス路線(パスサッカー)を継承したが、ダブルボランチにして守備的に変更した。
(2024年7月18日に作成)