ケニアの政治

(以下は『毎日新聞2013年3月11日』から抜粋)

ケニアの大統領選挙で、国際刑事裁判所(ICC)に訴追されているケニヤッタ副首相(51歳)が当選した。

ケニヤッタは、2007年の大統領選挙の直後に発生した、千人以上が死亡した暴動の責任があるとして、ICCに訴追されている。

今回の当選は、ケニヤッタの当選に警告を発してきた米国を悩ませそうだ。

(以下は『毎日新聞2013年3月21日』から抜粋)

ケニアの大統領選挙で、接戦で負けたライラ・オディンガ首相(68歳)は、開票結果の改ざんなどを指摘して、最高裁に提訴した。

2007年の大統領選では、オディンガが現職のムワイ・キバキを大差でリードした。
しかしキバキの当選が発表された。

怒ったオディンガの出身民族であるルオ人は、キバキの出身民族であるキクユ人を襲撃し、内乱となり60万人以上が避難民となった。

ケニアは、44の民族から成り、キクユ人は人口の22%を占める最大民族だ。

ケニアの初代大統領のジョモ・ケニヤッタはキクユ人で、ケニアの独立後に白人農場主が所有していた土地にキクユ人を入植させた。

今回の大統領選挙で当選したウフル・ケニヤッタは、初代大統領の息子である。

ちなみに副大統領候補のウィリアム・ルトは、カレンジン人である。

今回の大統領選挙は、各候補者が平和な選挙を訴えており、混乱は少ない。

(2024年9月2日に作成)


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