タイトルイスラム過激派「ボコ・ハラム」

(以下は『毎日新聞 2015年3月30日』から抜粋)

ナイジェリアのイスラム過激派「ボコ・ハラム」が、町や村を火攻めで破壊している。

これまでにボコ・ハラムの襲撃で、150万人が家を追われ、20万人が国外へ脱出したと言われる。

今月1日には北東部のバガとドロンバガが焼き払われ、2000人が死亡したという。

ボコ・ハラムは2014年8月にイスラム国家の樹立を宣言したが、劣勢にある。
凶暴化の背景には戦況へのイラ立ちがありそうだ。

ナイジェリアは、人口は1.7億人で、産油国のためキリスト教徒の多い南部は裕福だ。

だが、ボコ・ハラムが拠点をする北東部は貧しい。

ボコ・ハラムは2002年に結成され、社会改革を目指した。

09年からはテロ攻撃を開始し、現在の戦闘員は4千~6千人と見られる。

若者が戦闘員に加わるのは、政府がイスラム教徒を弾圧する事への怒りがある。

今年2月に隣国チャドが精鋭で知られる軍隊をナイジェリアに送り込んだ。

今月はニジェールが軍を投入した。

劣勢のボコ・ハラムは、今月7日にイスラム国に忠誠を誓い、イスラム国は受け入れを表明した。

ボコ・ハラムが拠点にするナイジェリア北東部には、チャド湖がある。

チャド湖は、チャド、ナイジェリア、ニジェール、カメルーンの4ヵ国にまたがる大湖だが、降水量の減少で1972年に比べて3分の1まで面積が減っている。

このため湖周辺の住民は漁ができなくなった。

住民が困窮した結果、「1日1回おいしい食事を約束する」と言えば、簡単に戦闘員を見つけられる状況にある。

(2025年3月17日に作成)


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