(『南アフリカを知るための62章』から抜粋)
かつてのアパルトヘイト時代は、政府は検閲制度を強化して、言論の自由を侵害していた。
現在は、憲法で言論の自由が保障され、マスメディアの発展は目覚しい。
全国紙はまだ無くて、80種類もの新聞が各地で発行されている。
8割が英語紙で、アフリカ民族語の新聞は数えるほどである。
新聞を自宅に配達してもらっているのは、富裕層のみだ。
ラジオは、大普及している。
文字の読み書きが出来ない人などへの貢献は大きい。
TVは成人の89%が視聴しており、毎日見ている人は人口の3分の1ほど。
本は、値段が高いため、4%の人しか買えない状況である。
51%の家庭には、本が1冊も無い。
最近は、各民族語の本も増えてきている。