(『南アフリカを知るための62章』から抜粋)
南アの黒人女性は、アパルトヘイト体制で抑圧を受け、さらに家父長制度のもとで男性に管理されていました。
新しい憲法の下では、男女平等が明記されています。
1997年4月には、「ジェンダー平等委員会」が設置され、社会が男女平等の促進をチェックする事になりました。
この後、女性の政界進出は目覚しく進展しています。
女性国会議員の比率は、27.7%に増加し、女性議員の数は世界141位→7位になりました。
現在はさらに増え、2004年には女性大臣が14人となり、閣僚の44%を占めるまでになっています。