(以下は『毎日新聞 2012年10月21日』から抜粋)
ベネズエラのチャベス大統領は、それまでは富裕層に配分されていた石油収入を、貧困層にふり向けた。
さらに中南米の国にも分配して、アメリカに対抗してきた。
10月7日の大統領選挙で4選されたチャベスは、「ベネズエラは2度と新自由主義に戻らない。社会主義の道を進む」と宣言した。
だが貧困層のチャベス離れも起きている。
ルイス・モンタニョさん(43歳)は言う。
「政府が提供する無料住宅は、申請から2年経ってももらえない。ろくな事がない。」
一方で、チャベスの取り巻きは、高級車などを買いあさっている。
チャベス自身はガンの手術を何度もうけ、健康に問題がある。
10月13日にニコラス・マドゥロ外相が、副大統領に任命された。
マドゥロは元バス運転手で、長年チャベスの部下をしており後継者と見られている。
(以下は『毎日新聞2013年4月8日』から抜粋)
チャベス大統領の病死を受けて、4月14日に実施する大統領選挙では、マドゥロ氏とカプリレス氏が対決する。
マドゥロはチャベス路線の継承を掲げ、カプリレスは対ロシア関係などの修正を唱えている。
ベネズエラは、アメリカから武器禁輸の措置をうけたため、ロシアと110億ドルの兵器購入契約をした。
ベネズエラは、ロシア製兵器の主要輸入国である。
カプリレスは、ロシア製兵器の購入をしない考えを示している。
危機感を抱くロシアは、プーチン大統領の側近のセーチンを派遣して、マドゥロと会談させた。