アンデス共同体(CAN) アンデス諸国の協力協定

(『コロンビアを知るための60章』から抜粋)

『アンデス共同体(CAN)』は、1969年5月に「アンデス地域の統合と生活向上」のために、コロンビア、ペルー、エクアドル、ボリビア、チリの5ヵ国で、『カタルへナ協定』として産声を上げた。

1996年に「トウルヒージョ協定」が結ばれて以降は、アンデス共同体(CAN)が公式名称となった。

1973年にベネズエラも加わったが、2006年に脱退している。

現在のメンバーは、コロンビア、ペルー、エクアドル、ボリビアの4ヵ国である。

準加盟国は、アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイ、チリの5ヵ国。

関税については、1993年にコロンビア・ベネズエラ・ボリビア・エクアドルの4ヵ国間で、自由貿易が成立した。

2006年にはペルーも加わった。

1995年2月からは、コロンビア・ベネズエラ・エクアドルは「対外共通関税」を始めている。

アンデス共同体は、2003年12月に、メルコスールと自由貿易協定を結んだ。

2001年にはアンデス諸国は共通パスポートとなり、03年からは自国の身分証明書のみで加盟国を移動できるようになった。

○村本のコメント

日本も、韓国あたりとは自由貿易や共通パスポートにしてもいいのではないかと思います。

こうして他の世界を知ると、東アジアって、皆が仲が悪いですね。
その原因の1つが、かつての日本の侵略なんです。

(2013年12月8日に作成)


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