(『コロンビアを知るための60章』から抜粋)
コロンビアのGDPに占める農林水産業の割合は、2009年時点で8.5%である。
就業者の2割が、農林水産業に従事している。
コロンビアの国土の6割は、アマゾンの密林地帯である。
可耕作地は、一部の大土地所有者が独占してきた。
1961年に「農地改革法」が出来たが、大地主の抵抗で実効が上がっていない。
輸出農産品は、コーヒー、切り花、バナナが三大品目である。
コーヒーは低下中で、1990年代にベトナムとインドネシアがシェアを伸ばした。
コロンビアは、近年は高付加価値化を志向している。
切り花は、1970年代前半に輸出が開始された。
1992年の3.4億ドルから、2008年には11億ドルにまで拡大している。
高原地方で、栽培されている。
バナナは、全国的に小規模な栽培が行われている。
生食用のバナノ(主として輸出用)と、調理用のプラタノ(主として国内消費用)がある。
バナナの輸出額は、世界で第3位である。
(2013年6月3日に作成)