ロシア・ウクライナ戦争

(以下は『東京新聞 2023年3月9日』から抜粋)

FSBでウクライナを担当していた職員が、2022年秋から刑事訴追されている。

ウクライナ侵攻前に、ウクライナを過小評価する報告をしたためと見られる。

2022年2月にロシアはウクライナに侵攻したが、翌月にFSBの対外諜報部門「第5局」のトップが自宅軟禁になった。

侵攻を後押しする情報をFSBに流したとされるのは、ウクライナの政治家ビクトル・メドベチュク(68) だ。

彼はプーチン大統領と親しく、2022年4月にウクライナで国家反逆罪で拘束された。

ウクライナのメディアは、メドベチュクが「キーウは3日で落ちる」といった分析をFSBに伝え、高額のカネを得たと報じた。

プーチンは、こうした情報を信じて侵攻したようだ。

プーチンは諜報機関(FSBなど)の報告にのみ頼っているという。

(以下は『週刊文春 2024年9月5日号』から抜粋)

ウクライナ軍が2024年8月6日にロシア領のクルスク州に侵攻してから、すでに3週間が経った。

ウクライナ軍は占領地に軍政指揮所を設置しており、ウクライナ併合の可否を問う住民投票を計画している。

これについてロシアのプーチン大統領は、武力挑発、テロ攻撃と話して、戦争とは言っていない。
戦争と位置づければ戒厳令などにつながるからだ。

ウクライナ軍が侵攻してきた時、ロシア軍はほとんど抵抗しなかった。

2024年の春以降、ロシアではショイグ元国防相の側近など、軍の幹部25人が逮捕されたり更迭されたりしている。
これが土気低下となったようだ。

クルスク侵攻に対してロシア政府は、ボルトニコフ FSB長官やデューミン大統領補佐官が対応するなど、軍人を外す人事が行われている。


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