ロシア国民の意識(2013年2月時点)

(『毎日新聞 ロシアNOW 2013年2月号』から)

1913年当時(共産主義革命の前)には、ロシアの1億人の国民のほぼすべてが「ロシア正教徒」だった。

当時の離婚件数は、3791件だった。

現在は、離婚率は6割となっている。

シングルマザーが増えたのはソ連末期からで、1990年代には事実婚と母子家庭も増えた。

国民の80%は「自分はロシア正教徒」と名乗るが、教会に通う信者は10%以下である。

ソ連時代には、イデオロギーにより「労働崇拝」が存在した。

1930年代には、欠勤や遅刻の常習は犯罪とみなされた。

今日では、国民は仕事よりも休息を好んでいる。

週に50時間以上働く人は、先進諸国では9%だが、ロシアでは0.2%である。

国民の大部分(83%)は、余暇を家で過ごす。
自然の中で過ごす人は10%である。

ロシア国民は、政治に関心がない。

関心を示す人は、大都市に住む数十万人だけと見られる。

2010年の調査では、「自分の家族に責任を負う」は68%だったが、「居住地域に責任を負う」は7%、「国に責任を負う」は5%だった。


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